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世界大会には、このように
ボックスでかこまれた
コーチ席(監督席)があり
事前に登録された
各国のコーチだけが
ここに座ることができます

ボックスは色分けされ
赤のコーチなのか
青のコーチなのか
分かるようになっています


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このたびの世界大会より
導入されたのが
組手の「ビデオ判定」です
コーチ席にはこのように
カードが1枚置いてあって
(これは青のカードで
VRはVideo Reviewの略)
コーチが自国の選手の技をみていて
副審が旗をあげていなくても
「今のはポイントだ

このカードを挙げて
ビデオ判定を求めることができます

各コートには
ビデオが2台ずつ設置してあり
映像
「今の青の上段突き
入っていました」という感じで…
そして、ビデオ判定専属の
審判員が該当するシーンを
再生して判定します
その結果…
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審判員が「YES」か「NO」の
札を表示します
「YES」だったら
技が認められて
ポイントが与えられ
カードも戻されます
「NO」だったら
ポイントも入らないし
カードは没収されて
その後、使えません
カードは1選手につき1枚
話し出すと長くなりますが
結論から言いますと
ビデオ判定、面白かったです

たとえば
今ここで1ポイントを
取った方が有利になる
というシーンで
赤と青が中段突きを打ち合い
副審の旗が赤2、青1
赤にポイントが入って
断然、有利に…と思ったら
青のコーチがビデオ判定を求め
ポイントが認められて
同点になっちゃった

とか、上段蹴りが認められて
逆転してしまった~とか…
残り時間がわずかな時に
「最後の賭け」で
カードを出してくる
コーチもいましたし
序盤はカードを「温存」して
惜しい技があっても
カードは出さなくて
まさに「切り札」として
とっておく
作戦もありました
頭脳戦の要素が加わり
とても面白かったですよ
