こんにちは!
一般社団法人住宅建築コーディネーター協会のスタッフブログへお越しいただきありがとうございます
今回は「不動産会社への相談」についてお話をしていきます。
家の売買、もしくは賃貸の際に関わることの多い不動産会社ですが、実はそれ以外にも不動産会社へ相談できることはあります。
住宅建築コーディネーターでありながら、不動産業・保険代理店・ファイナンシャルプランナーというさまざまな顔をもつ猪川さんに、実際の事例を交えてお話を伺いました
現状では利用が難しい土地・建物を活かすお手伝い
猪川さんが相談を受けた内容を、簡単にまとめました。
■状況
・きっかけとなったのは、自身が昔住んでいた家で余生を過ごせるようにしたいというお客様のご相談。
・その家の雨水排水管は北側隣地の下を通っており、もしその土地が売買された場合、土地をどのように造成工事するかは土地を購入した方の意思が優先されるため、雨水排水管を撤去され、今回の相談者様が家に住めなくなる可能性がある。
■解決策
・下水の配置換え及び、菅が通る幅80cm部分のみ分筆し、現在の北側隣地所有者様より購入させてもらう(北側隣地一筆購入するとなると高額になるため)。
・北側隣地所有者様からすると分筆売買によって10坪ほどの小さな土地が残ってしまう。そこで、次は残る10坪ほどの土地を、接する隣地3筆と合わせて、計4筆を、広い住宅用地を探されている別のお客様が土地を購入し、家を建てることができる。
実際に、関わるすべての方にお会いし交渉。
大枠での方向性で合意は得たものの、問題となったのが実現するにあたってかかる費用です。
そこで、負担する費用を最小限にできるよう、市に協力を依頼(土地の区画整理をすすめる地域であったため)しました。
他、土地家屋調査士の先生など、各専門業者の方にも協力頂き、最終的に全体最適となる土地利用ができたのです。
これは、いわゆるコンサルティングにあたる珍しい事例です。
しかし「ここまで対応してもらえるんだ!」という点は、ぜひ覚えておくと良いですね
全体最適を考えて、土地の使い方を提案する
所有者の方が、土地の使い方を考える場合には、
「その中で何ができるか」
を考えます。
しかし、不動産会社に所属する猪川さんは、
「土地の現状を知った上で、どんなゴールが理想的か」
という広い視点で考えることができます。
これにより、その土地に、新しい利用価値を与えることができるのです
土地の利用方法はぜひ相談を
不動産に関わる悩み事は多岐に渡りますが、多くの方は、
「何がわからないのかわからない状態」
になっているとのこと。
そのため、土地や住居に関する悩みがあれば、ぜひ一度、住宅建築コーディネーターにご相談ください。
どんな可能性があるのかの提案や、最適な不動産会社を紹介することもできます。
一人で悩まず、ぜひ一緒にベストな方法を考えていきましょう
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最後までお読みいただきありがとうございました
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