大晦日、静かに荼毘に付した
可愛い子、ちとせ。
りゅう君の時と同じ動物霊園で丁寧に告別式をしていただいて
お別れをしてきました。
食いしん坊だったちこちゃんなので、
お花で飾ったお布団の下に
たくさんのごはんを隠し持たせました。
ちこちゃんの身体のまわり、
シードにペレットにキビ穂にと、
ごはんで囲みました。。。
そしてお顔の両隣には、
虎太郎とりゅう君の風切羽を1本ずつお供につけました。
マメ友の方たちにはたくさんのお花も贈っていただいて慰めの言葉ももらって、
本当に感謝です。
しょんぼりしている虎太郎のケアと、
うりちゃんやデカ組のお世話、
そしてちこちゃんが残してくれた6羽の子どもたちのお世話も
しっかりしていかなきゃならないので
悲しんでばかりもいられません。
ちとせの写真を見つめる虎太郎の後ろ姿がせつないですが、
これからも元気に
うんと長生きで生きていこうね。
最愛のちこちゃんが急にいなくなってからの虎太郎は、
体重が2ｇほど落ちています。
しょんぼりしていたかと思えば
急に怒りんぼうになって騒いでまたしょんぼりして。
感情の起伏が激しくて
飼い主の手首にもガブガブ噛みついてきたかと思えばペタっと甘えてきたり。
落ち込んでいる虎太郎の放鳥は今は子供たちとは別に、
うりちゃんと一緒にしています。
憧れのうりちゃんが傍にいると
落ち着くみたいです。
といってもうりちゃんの関係で30センチ近く離れていますが（笑）
初七日を過ぎてすぐに、
虎太郎のケージをうりちゃんの横に移動させたら
少し元気になってきた感じがします。
・・・うりちゃんにめちゃくちゃアピールしてる
今までずっとちこちゃんがやっていたカキカキは
飼い主が代わりを勤めさせてもらっています。
ちこちゃんと夫婦の時は
全く喋らなくなっていた人の言葉を
また急に喋るように。
と言っても元々語彙が「好き好き」と「ツクツクボウシ」「こっちゅん」ぐらいしかないけれど。
直近で撮った
ちとせの写真。
どちらかというと小さな、つぶらな瞳のちとせなのに
この日はものすごく大きな目をして写真に写ってた。
どうしてこんなに大きな目をしていたんだろう。
密かなトレードマークだった
後頭部の万年寝癖（生え癖で冠羽みたいになってる）も
しっかり撮れていました。
ちとせは波乱万丈、全力で生きた女の子でした。
ちとせはショップで明らかに病気でよくない状態で、
なのに目力だけは異様に強かったものだから
同じケースにいた虎太郎と一緒にお迎えしました。
最初は口の中～胃の炎症がひどいのか
膨羽、前傾姿勢、息も荒く、
顔がパンパンに腫れて
その影響かクチバシもほとんど開けることが出来ずに分厚く変形しかけていました。
骨格は大きくしっかりしているのに
体重は23～24ｇで触ると竜骨突起が浮き出てガリガリ。
投薬治療を続け、途中獣医の先生には
「もしかしたら心臓が悪いとかあるかもしれない、ちょっと厳しい状態だけどがんばろう」と言われるほど
危ない状態に陥りつつもなんとか復活、
3か月かけて完治。
3か月後。
クチバシが開くようになったら形も綺麗に整い
まるで別鳥みたいに美人さんに。
すっかり元気な食いしん坊の女の子に成長しました。
その後、魔性の女の一面が顔をのぞかせ
ふたりの男の子を両脇に抱え
しばらくどっちつかずの態度をとっていたのが、
幼なじみでラブラブだった虎太郎をフリ
年上のりゅう君に恋をしました。
そしてりゅう君とお別れした後は
幼なじみの虎太郎とよりを戻し、
半年後にいつのまにやらいい雰囲気になって
わかなと鳳海が生まれます。
さらにその4か月後には
みすず、ましろ、玄翠、しおりの4姉弟が生まれ、
恋に一途だった乙女は一気に6羽のお母さんに。
子育て上手でしっかり者の一面もみせてくれて、
6羽ともとても大きく元気な子になりました。
子どもたちもみんな大人になり、
それからは虎太郎とふたり仲良くくっついて
時々乱暴受けながらも（こっちんは少々DVっ子）
穏やかな日々を過ごしていました。
こうして書いてみると、
あんなに小さな身体にものすごいエネルギーを抱えて生きていたなぁ
ちこちゃん、すごいなぁと改めて感じます。
もっとずっと一緒にいたかった。
ずっと一緒にいられると思ってたのにな。。
ちとせは
とても光あふれる子でした。
りゅう君と一緒だった頃のこの写真を
鳥部屋に飾ろうと思います。
なんだかちょっと
ふたりとも表情が菩薩さまっぽいなと思って。(雰囲気で)
・・・こっちんがいじけちゃうかな（笑）
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