てなわけで、5時間ほどかけ、
「四月は君の嘘」全11巻を通読しました。

まずの話、「月刊」少年マガジンに連載してたというのが晴天の霹靂デス(´・Д・)」

私が子どもの頃は←
月マガといえば、Hいマンガのオンパレードで、そういう印象が強いのですが、
その後、有害図書とかにやかましい時代になってきたので、雑誌の路線もさわやかなものに変更されてきてるのでしょうか。


それはそれとして、この「四月は君の嘘」、とても面白かったです。

荒削りなところも多々ありますが、
幹となるストーリーのプロットがブレてないので、世界観に引き込まれていきます。

おそらく、推理小説的に結末から逆算して話を描いているので、作品のタイトルも含め、伏線がきちんと回収されていて、

「嘘」というのが何を指していたのかが明らかになってから、遡って読み返すと、さらに深い味わいが出てくるストーリーですね。そういう意味では、wikiはネタバレしてるから、読むの注意ですな(笑)


作者がどこまで狙って描いているのかはわかりませんが、端的に言うと、ストーリーの核となる部分の構成が素晴らしいですね。

結末を知ってからだと、コメディタッチの最初の出会いのシーンすら、涙なしでは見れないですし、登場人物の一言一言に深い意味を感じずにはいられなくなります。


もし、彼女との出会いがなければ、主人公はどうなっていたのだろう…

彼女が主人公にもたらしたもののあまりの大きさに、そう感じずにはいられません。

いや、その出会いも、主人公がもたらした必然と言えなくもない…


まさに、

「君だよ君なんだよ、教えてくれた」

…というアニメ版の主題歌のフレーズが心に刺さります。


ご都合主義的なところもありますが、細部は気にせず、ストーリーの核の部分に酔えれば、泣ける名作だと思います。


こういう見せ方をすれば、説得力が増すのに…とか、ここをこう描けば、さらに感動が深まるのに…とか、ついつい考えちゃいますが、

読み終えた後、もう続きが読めないことが寂しかったり、もうしばらくの間、作品の世界観に浸っていたいと感じるあたり、すっかり、作品のファンになってますなぁ(´・Д・)」

ネタバレできる人と一晩中、作品について語りたいわー