RMT-P1BTという型番のワイアレスリモコン
CP+の会場で見ようと思っていたがどこに展示して有るのか判らずで、見て来なかったのだが。
4月26日発売された。
事前告知では5月とされていたので、ちょっとフライングの発売。
大手量販店の在庫も発売日当日でそれほど不足に見えなかったので、連休中に1個買うか!
と思っていた。
もう一度135GMを見にソニープラザ銀座へ行ったついでに現物を見る。
思ったよりはいい感じだったので、買おうとしたがソニーショップでは既に在庫切れ。
待ちが1か月以上と言われる。
ここで、早めに買った方がいいだろうと、もう一度大手量販店在庫を確認すると1日で殆どの店が在庫無しに変っている。
思った以上に人気の様で、買う人が多いみたい。
大手量販店の内、立川に1個在庫有り。ネット取り置きが出来たので仕方なくここでGET。
朝は系列の有楽町に在庫が有ったのでまさかすぐに売れるとは思わず取り置きしていなかった。
朝は系列の有楽町に在庫が有ったのでまさかすぐに売れるとは思わず取り置きしていなかった。
また、使い勝手的には2個有った方が良いかと、系列店の八王子にもう1個有ったのでこちらも取り置依頼。
この系列店の都内在庫は最後の2個を確保してしまった。
この為に、銀座から立川まで車移動。立川の店の駐車場に止めてJRで八王子まで移動という大移動になってしまった。
最初の感じはまあこんなもんでしょう。という感じ。
2台は本体と同じく色違いのラベルで見分け。
片方に付けているタイラップは見なくて手探りでもどちらかわかるように。
ここに小さなキーホルダーでもと思ったがこの異様に太い取り付け金具。
小さなキーリングでスマートに付けようかと思った自分の思いを見事にぶち壊す!
これもデザイン優先、使用者無視のメーカーの姿勢かも。あきれるばかりだ。
正直今まで、中華物の千円台で買えるUSBポート接続の物を使っていたがこの接続口のマイクロUSBが結構やっかいな代物で暗闇の中では手探りで挿す事はほぼ不可能。
明りを点けて照らさないとつける事は出来ないのだが、星を撮りに行く方はご存知だと思うが他の人の撮影画角の中でこれをやってしまうと大ヒンシュク。
星を流して撮る長時間露光中にやられてしまうとかけた時間が無駄になる行為。
こんな苦労もしなくて済む。
手軽さと、線が繋がって無い事の安心感は大きい。
線が付いていると暗い所では間違えて線を引っ張ってしまい露光中にカメラを動かしてしまう事も有ったがこれならその心配も無い。
ここからは実際に使ってみての感想。
タイムラグ
このレリーズは有線接続やIRに比べて若干で有るがタイムラグを感じる。
このレリーズは有線接続やIRに比べて若干で有るがタイムラグを感じる。
時間にすると0.1秒位か?
正確にレリーズするのにはちょっと向かないかも。
高速連写にしてれば問題ないとは思うけど。
そしてここからがソニーらしいユーザー無視の仕様オンパレード
ここからはRMT-VP1Kというこのモデルの前のワイアレスリモコンとの比較。
何で無くしたのかシャッターロック
RMT-VP1Kやその他のリモコンにもほぼ当たり前に付いているシャッターロック。
何故かこのモデルには付いていない。
RMT-VP1Kやその他のリモコンにもほぼ当たり前に付いているシャッターロック。
何故かこのモデルには付いていない。
ソニーのRMT-VP1Kのページにもこの機能を1つの売りとして紹介しているのだが。
どのリモコンにも当たり前の様に付いているこの機能。
なぜ廃止したのか全く意味不明。
唯一理由として考えられるのはこのボタン、動画のスタート/ストップと静止画のレリーズを兼用。
側面に有る切替スイッチでどちらかを選ぶ仕様。今までの他のリモコンは全て静止画と動画が別ボタン。
一緒にした事でロックすると動画時に不都合でも起こるのか?
であれば一緒にする必要が無いのでは?
であれば一緒にする必要が無いのでは?
メリットはボタンの数が減り、見た目にもすっきりはするだろうけど、そういう理由で他製品が当たり前の様に付けている機能を削ってしまったのだとしたら。
メーカの考えにはとても着いていけない。
しかし見てくれの為にこういう所を平気で切り捨てる事が出来るのが、
ソニーってメーカーなんです。
飛行機の奇跡が全て入り切るのがポイントなんだけど。
露光時間は約2分。飛行機が画角に入る手前から橋の向こうに隠れるまで。
このリモコンだとずっとボタンを押し続けなくてはならない。
このリモコンだとずっとボタンを押し続けなくてはならない。
千円台で買える中華リモコンには付いているんだけどね。
この撮影には間違いなく中華リモコンを使う。
この撮影には間違いなく中華リモコンを使う。
何かの拍子にボタン離してしまったらそのショットはボツ!
こんなつまらない理由でそういう目には会いたくない。
AF-ON、C1ボタン、素晴らしい!
と思ったが買って使おうとして何故??
やっぱりソニーだね!
銀座ソニープラザで見た時、まだ買う前だったけどこの2つのボタンは凄い!使えそう!と思って居たが、いざ買って何かしようかと思った時にとんでもない事に気づく。
このボタン当たり前だけどAF-ON、C1とプリントしてある。
と言う事は本体側のボタンをリモコンで押せる。
ここまでは良かったんだけど、ではリモコンで2つしかないボタンに割り当てたい機能は、
本体側のボタンと同じに出来るか?
答えはNO!
リモコン優先に考え機能を割り振っても、
本体側で使いたい機能と決して同じにはならない事に気づく。
自分の場合今までの本体のボタン設定は、AF-ON⇒AF/MF切替。C1⇒絞り込み。
1年間使い込み、色々悩んでたどり着いた設定。
1年間使い込み、色々悩んでたどり着いた設定。
しかしこのリモコンの為に設定を変えるのか?あり得ない。
普通に撮る事が圧倒的に多いのに、このリモコンの為にこの設定を崩す事なんて。
ここでも、付けてみたけど付いているんだからそれでいいでしょ!
的な短慮な作りこみしかしてないソニーの設計の愚かさ。
的な短慮な作りこみしかしてないソニーの設計の愚かさ。
ショールームで見た時の自分のレベルと一緒。
しかし使ってみようとすると、なんなのこれ!と直ぐに馬脚を現す。
本当に机上でしか物作りをしていないんだなと、改めて見せつけられた思いが。
自分がソニーの設計ならどうするか。
簡単な事。ボディー側のボタンとは別のカスタムを作る。
リモコン用なのでR1・R2といった名前付けにでもすればいい。
簡単な事。ボディー側のボタンとは別のカスタムを作る。
リモコン用なのでR1・R2といった名前付けにでもすればいい。
今回のこの商品の対応にファームウエアのアップデートが必須になっている。
なので、リモコン用カスタムボタン項目を増やすのも簡単に出来た筈。
コスト的にもそれほど大きな違いは無い筈?
と思ってたら一つの事に気づく。
このボタンカメラのボタンと一緒?
流用かな?
だとすると違う文字入れると余計なコストが発生?
まさかそんな理由じゃないよね!
このボタンカメラのボタンと一緒?
流用かな?
だとすると違う文字入れると余計なコストが発生?
まさかそんな理由じゃないよね!
何故に無くした、チャンネル切替
1つ目の退化。
今回2個買ってしまった一番の理由がこれ。
RMT-VP1Kでは3つの相手を切り替える事が出来た。(受信側を別に用意する必要は有るが)
しかしこの商品ではそれが無い。
タイムコード同期も当然無し
この辺まで来ると、RMT-VP1Kから退化した機能のオンパレード。
αシリーズは動画で使うユーザーが多いと聞く。
カメラや録音機器との同期は出来れば省いて欲しくなかった機能の1つ。
ここで退化と表現したのは、今回の本体のアップデートでインターバル撮影を追加して進化と表現したメーカーに対する皮肉です。
退化させた理由はもしかするとタイムラグで感じた遅延が影響しているのかも知らないけど。
使えない+/-ボタン
これは付いているのは知っていたが余り使わないだろうな!
これは付いているのは知っていたが余り使わないだろうな!
という気はしてたが、せっかく着いているので試して見る事に。
SELP18105Gというパワーズーム付のレンズで試す。
先ずはズームから。
解った事として、このボタン単なるオン/オフのみのボタン。
押す強さで速度が変わる様な作りかと期待したがやはり違った。
この写真の物だが付属の単なる棒の途中を切り落とし、
途中からハンディカム用のリモコン付きパン棒を継ぎ足している。
このリモコン、ズームレバーが無段階で速度を変える事が出来る優れもの。
αにも使えると判ってすぐに部品購入。
αにも使えると判ってすぐに部品購入。
このパン棒リモコン、3脚とセットで1万しない。
3脚用の雲台とビデオ用1脚の両方をこの仕様にしている。
このリモコンのズームレバーの存在が無かったら、こんなことまでしてなかったと。
この速度可変なズームコントロールが出来ない時点でこいつの存在価値は半分以下になったと。
そしてフォーカスにしてみると。
やっぱりソニーだった!
なんとまったく動かない。
もしかして!と本体のAFをMFに切り替えてみると、動きました。
偶然にも、前に書いたAF-ONボタンを自分はAF/MFにしてたので問題ないが先に書いた理由で違う機能を割り当てているユーザーにとっては、どちらかのボタンをこの機能に割り当てるか本体側で切り替える必要が。
これ、普通に撮影している時も気になったのだがソニーのカメラはキャノンの上級レンズに有るフルタイムマニュアルの様な機能は無い。
DMFというモードは純正レンズでは使えるモードとして有るがキャノンのフルタイムマニュアルとは別物。
これにしているとピントリングで被写体に持って行った後、そのままMFになるがフルタイムマニュアルはそのままAFが持続する。
一度手動で合わせた被写体が動かない事が前提でしか作られていないのだ。
いかにもソニーらしい、偏った(足りない)考えの機能だね。
いかにもソニーらしい、偏った(足りない)考えの機能だね。
そしてキャノンのレンズにMC-11マウントアダプタ使用だとフルタイムマニュアルがそのまま使える。
135GM発売時にこれが使えないか期待したが、これも外した。
期待した理由は。
期待した理由は。
実はソニーでも1本だけこれが使えるレンズガ存在するらしい。
試した事は無いが、160万のレンズ。
試した事は無いが、160万のレンズ。
ヨンニッパには付いているらしい。
そんな感じで、これ買ってみての感想
まあ使えるかな?
まあ使えるかな?
しかしレリーズ以外のボタンにはあまり期待しない方がいいかも。
ソニーの押し付けを有難がる信者の方には大した問題では無いのかも知れないが、
自分にとってはこの商品、
リモートコマンダーでは無くて単なるリモートレリーズとしか商品価値を見出せないでいる。
唯一救いは価格がそれほど高くなかった事。
でもこれだったらレリーズボタンのみで値段半分の方がいいかも。
そうかボタン2つは無いとペアリング出来ないね!(これも皮肉)
そうかボタン2つは無いとペアリング出来ないね!(これも皮肉)
自分はソニー信者では有りません。
が、既にA7RⅢを2台所有しています。
製品の性能は高く評価しているので、問題にしているのは操作性だけです。
が、既にA7RⅢを2台所有しています。
製品の性能は高く評価しているので、問題にしているのは操作性だけです。
旧日本軍の靴のサイズを足に合わせるのではなく、
渡された靴に足を合わせろ的なソニーの考えには賛同できないだけ。