ライブベイトが始まったので乗る事に。

 

昨年の2バラシで終わってしまった続き、リベンジ釣果だ。

 

他船のキハダ、カツオの好釣果情報で急遽19日より一俊丸もライブベイトを始める事になった。

 

初日はキハダ2本上がり、今年もと思えたが翌日よりカツオの方が良く、キメジがぽつぽつ混じる程度に。

 

前日の出船まではこのカツオの好調が続いていた。


当日は朝船宿に着いてみると強風で出船するかどうか不明との事。

 

荷物は皆下すが出船するかどうかも判らないので氷も配られていない。

 

駐車場に車を入れ開店時刻まで車で待っていると、常連のTさんが隣に。

Tさんが荷物を降ろしている時には出船が決定した様でその旨の情報が。

 

開店時間ぎりぎりだったが、その時社長が船の方に歩いて行くのが見えた。
出船を決めてからエサの買い出しに出発したようだ。

 

いつものくじ引きは3番目に。
先の2組はラッキーにも1本釣りのお客さんだった為、フカセ側の1番目になった。
ミヨシから1番目をHさん、2番目を自分と良い釣り座を確保。

 

タックル
今回は3本を用意した。

 

ロッドは全てカーペンター。
TBL80/20 ソルティガ DF7500 PE5号 リーダー22号
BC79LR   ソルティガ 4500H  PE3号 リーダー14号
BC73MLR(F) セルテート4000H PE2号 リーダー12号

の3本のセット。

 

仕掛けについては、リーダーに直に針を付けるだけだ。

 

針は上記の一番上にダイワのキハダ用1/0フック。
下2つはオーナーのメジカツオ用13号を使う。

 

それぞれに、針から80センチ位の所に、ベアリングスイベルを入れている。

 

これは去年から行っているのだが、移動時バケツの中に針が付いたイワシを入れたままにしているとバケツの中でイワシがグルグル回転しハリスがよれてしまうのを防ぐためだ。

 

また、移動中強風だとハリスが風に飛ばされバケツからイワシが飛び出してしまう。竿受けの小型の物を用意。その仕掛け止めでハリスが飛ばされない様止めている。
先程の針から80センチはこの仕掛け止めまでの長さだ。

 

 

通常、エサの買い出しはいつ頃出て居るのかは知らなかった。

 

5時前に買い出しだと、買い付け場所が遠いと何時の出船になる事やら。

この釣り、エサの買い付けを待って船着き場で荷物を用意しエサを買って戻ってくる船を待っているのがいつものパターン。

 

開店前から買い付けに行って近場の定置網にエサが有る時は6時前に出船も有るが、今日は買い出しに出るのも遅かったので出船も遅くなりそう。
結局7時を回っての出船に。


出船出来ないかも知れない強風はかなりの物で、港を出た途端釣り座はしぶきでひどい事に。キャビンに逃げ込んだが既に下着までびしょびしょに。

30分程で釣り場に到着。

 

パヤオ周りに魚が集まっている様で、相模湾にいくつも有る内の一つに。

 

1流し目は不発だったが、舳先のブッペ釣りでは何本か上がっている。

 

沖の釣りなので普段は釣っている時の船の動きはあまり判らないのだが目の前にパヤオが有りそれがどんどん近づき離れて行くのが判る。風の影響かかなり早い速度で移動している様だ。


釣り方

普段のこの釣り、群れの居る場所にゆっくり近づき群れの近くで生き餌を撒く。撒いた生き餌に群れが反応すると船の動きを止める。止めた時に若干の後進位に動きを調整する。


この後進でエサを喰いだした群れの位置に船を戻す様な感じだ。エサに魚が反応したタイミングで投入指示が出るのだがその時は船はまだ微速前進。この時は後方トモ側は直ぐに投入して流し出しても良いが、ミヨシ側は最初どんどん後方にエサが流されてしまうので慌ててエサを投入する必要は無いと思う。

 

やがて船が止まり、後進気味になるまではエサをあまり泳がさずに引っ張って居る位。あまり動きが早い時は一度エサを上げてしまう事も。あまり強い流れの中でエサを引いていると弱ってしまう。

 

船の動きが止まるとエサのイワシは下に潜ろうとしながら横に移動してゆく。

この時エサが船下に行こうとした時だけ糸を引いて行かせない。そうするとその内船から離れる方向に向きを変えるのでそうしたら少しづつ糸を出してイワシをどんどん泳がせる。

この時に魚が喰うとゆっくりとしたイワシの動きが急に3倍くらいの速度に変わるのでこの時ベールを戻して竿を立て合わせる。


実釣は

2流し目から、魚が掛かり最初の流しで1尾、その次の流しで2尾、2流し位空けて3尾と順調に釣れて来ていたが結局そこまででその後は釣れる事は無かった。

 

1つはその時からキハダ狙いのタックルに変更した事。最初は2番目のタックルだった。

 

キハダ狙い用の針は針が大きい為、直接この針をイワシに刺さず孫針をつけてイワシはそちらに着けている。

 

キハダ、キメジは口が大きい為これでも親針ごとイワシを飲み込むがカツオは口が小さい為親針まで口に入り辛い様だ。元々3本釣れば後はキメジが欲しいと思っていたのでここでカツオは釣れなくても良い方向に変える事に。

 

舳先のブッペ釣りで2回キメジを上げきれないで切られているのを見ての判断だ。

結果、3回ほどイワシを取られたが針にかかる事は無かった。

 

途中ミヨシから3番目のお客さんに大物が。暫く格闘するがなかなか上がって来ない。船長も船を魚の居る方に遊動して協力。

 

周りで他の客がタモを用意しているが、やった事も取り込みを見ている事もあまり無かったのかたどたどしい様子。

 

Hさんがあれじゃだめだね!と自分にタモ入れやってあげなよと言ってくる。

正直キハダの取り込みなんて自分もやった事は無かったんだけと。

せいぜい大型アマダイやバスやってた時の大型の自分での取り込み位。

 

まあ、取り込み自体は何度も見ているので出来るとは思っていたが。相手がキハダだと失敗は許されない。

自分がかけた時に失敗されたとしたらたまったもんじゃない!という事でかなり慎重になって居た。

 

タモを持って隣につく。ドラグの出を見ていたがこのリールかなりドラグの性能が悪い様でロッドのリフト能力はまだ余裕が有る様なのだがドラグがスムーズに出ない位まで既にしまっている様だ。

後で聞いた話だがこのこのリール数千円の物だった様だ。

 

メーカーのHPでも確認したが最大ドラグ力が上級モデルの半分位しかない。ドラグの材質の違いでそれほど大きく原価が変わるとも思えないので、なにかの考えが有っての設定だと思うがこの様にしているメーカーの考えは自分には良く理解できない。

 

結局、船長がしびれを切らしてもっとドラグを締めろと指示。その頃から魚に疲れが出たのか巻けるようになって来て無事に取り込むことも出来た。まだ魚が元気だったらラインブレイクしていたかも知れない。


その後、そのパヤオ周りではあまり釣れなくなって来たので別のパヤオに向かって移動となった。

 

最初のパヤオから30分位ので到着。

ここでもそこそこカツオが掛かるが、キメジも含めてマグロは姿をなかなか見せない。

 

4流し位流し替えてエサもあと1-2回分しか残っていないという時。
目の前5m位でで魚が跳ねた。社長もキメジだ!と騒いていた。この時自分のイワシは20m位出ている所でこの魚からは離れた位置にいて喰わず。最後のチャンスだったのだがこればっかりは運だ。

 

普段、魚が跳ねるのは10m以上離れた場所が多く、今までも20m位出している時の方が魚を掛ける事は多かった。

 

隣の型が丁度イワシを投入して流し始めた所でこちらにヒット。隣の方はベイトリールのPE8号。余裕で上げる事が。ちなみにタモ入れは何故かまた自分が。

 

 

ミヨシから4番目、3番目とキハダが釣れたので順番で行くと次は自分?

と期待したが、エサも最後の一流しで誰にもマグロはヒットする事は無く終わった。

 

エサ切れで11時の早上がりだったが、船中キハダ2本は立派な釣果では有る。