ボーイスカウトでは、進級科目や技能章の項目で、屋外でかまどを創作したり、木材の燃え方を比較するようなことをしますが、今回は家庭にある物を使って作成するコンロをご紹介します。


準備するもの、アルミ缶(350ml)3個、ガムテープ、アルミホイル、楊枝、テッシュ、天ぷら油(使用済でもOK)、マジック、定規・・・この中で、一般家庭に無いものあるでしょうか?


ガムテープを使い、アルミ缶の横に1周線を引きます。がガムテープは幅5cmなので、5cmの位置に線が引けると思います。

その部分をはさみで、上の部分と下の部分の切り2つにします。


次に、アルミホイルを17cmに切り、ブルーシートをたたむ要領(両端から内側におる)で曲げます。

折り曲げた物の長い部分を、3等分に折り曲げます。


3等分に折り曲げた部分、1辺に3つの穴を楊枝であけます。穴の位置は、1編を4等分したところが良いです。


次は、ティッシュを2枚にはがし、4等分に切ります。切った物を短い部分をくるくる巻、こよりのようにします。

何度もよって、楊枝で空けた穴に通します。先端を10mm程度出し、9個の先端を揃えます。


切ったアルミ缶の、小さいほうに、アルミホイルを加工したものを三角形に入れます。この中に適した長さが17cmです。


大きな方は、コンロの台となり、鍋やフライパンを乗せるに使います。



点火されていませんが、フライパンを乗せた状態です。ボーイスカウトで体験しない応急炊き出し その1で出ていた卵焼きは、このコンロで作りました。


ポイントがあります。

①ティッシュの先端を長く出すと炎が大きくなります。

②油は少量でも大丈夫ですが、点火の前にティッシュの先端まで染み込んでいるか確認してください。

③布や紙の上に油が流れ出ると火が燃え広がる恐れがあります。画像のトレイの中にこぼれた油に引火することは稀です。

④ガラスのコップで作ると、やさしい感じの灯りとなります。炎がコップの中心部分に来るようにすると安全です。1cm程度の油で1時間以上燃焼しています。・・・芯の数や長さによって、燃焼時間は異なります。


作り方に関心がある方は「ほのぼの灯り」で検索してみてください。