過去2回の記事で、ハイゼックスでの炊飯をご紹介しました。ハイゼックス自体、なじみの薄いもので、ある意味工夫の余地はいろいろあると思います。


今回は、炊飯に使った機材をご紹介します。



釜ですが、組み立て式になっています。




右側の部分は、3枚の鉄板を組み合わせて、丸い釜が組みあがりました。

左の部分はバーナーです。





この画像で説明すると、左側が燃焼部分(釜の中に入ります)、右側は送風機、燃焼部分に風と灯油を一緒に送ります。


燃焼部分の中央は送られてきた灯油が回転しながら風と共に吹きつけられて、霧状になった物に種火で点火します。
灯油ということで、プロパンガスよりは火力があります。

釜とバーナーの下には、不燃材を敷き地面に熱が伝わらないようにしました。アスファルトなどでは、燃えることがあります。この状態では、すでに鍋がセッテイングされています。



燃料が灯油ということで、なべ底にすすが付いても洗浄しやすいように工夫します。

画像が分かりにくいのですが液体洗剤(キッチン用)の「ジョイ」を使いました。画像のパッケージはお徳用で3回分が入っています。

ボーイスカウトでは、飯盒の底にクレンザーを使うことが多いですが、液体洗剤のほうが汚れ落としが楽です。クレンザーのようにゴシゴシこすらなくても(まったくこすらないわけではありませんが・・・)すすは簡単に落とすことができます。

ちょっとしたコツがあり、鍋底にはスポンジで塗るのですが、スポンジに水を付けずに液体洗剤だけで塗る必要があります。洗剤が薄くなると、その分汚れ落としが大変になります。

安い液体洗剤(キッチン用)でもOKです。

使用後、液体洗剤でのコーティングを初めて経験した人は、熱で液体洗剤がハガレ落ちるのではないかと心配していたようですが、クレンザーよりも簡単に落とせたとの感想でした。鍋を洗浄する際に、ハイゼックスのご飯の説明に行ったために、残念ながら、洗浄の様子の画像はありません。



この釜は送風に電気、燃料に灯油を必要とします。なので、災害直後には使えないことも予想されます。その場合は、バーナーの代わりに木材などを活用するようになると思います。


7月18-20日夏季キャンプに向けた訓練があり、リーダーで相談した結果、BS隊は夏季キャンプ中に行う1泊ハイクに、ハイゼックスのご飯を使うことになりました。

今年の夏季キャンプ(BV-BSまで3隊合同)は、ジャンボリーの関係もあり、8月13日からとなっています。


ジャンボリー参加スカウトは、昨日、地区で集まり出発しました。