こんなに楽しいのは、久々だった。



ねぇさんに反抗したのは初めてで。こんなにも。こんなにも。人を好きになったのも初めてだった。




その日笹木さんとあたしは結ばれた。


出会ったばかりとか関係ない、あたし達は。運命なんだ。


出会うばかりして出会った、運命の人なのだ。



朝目が覚める。横には笹木さん。彼の寝顔を見ただけで、幸せがこみあげる。



それと同時に頭をよぎる、ねぇさんの顔。


おこって・・・ いるだろうか…。


ねぇさんは笹木さんがお気に入りなのだと思う。昨日もずっとねぇさん、笹木さんにべったりだったし…。


もしかして…


ねぇさんは笹木さんの事が本気で好きだったかもしれない。


そう思うと、罪悪感がかけえめぐる。


ねぇさんに…言わなきゃ…。


はやく。この事を。


きっとねぇさんは怒る。でも。言わなければ。


だって…


「笹木さんを…失いたくはないもの。」


あたしは寝ている笹木さんのほほにキスをおとして、部屋を出た。


ねぇさんに。会いに。









「ふざけんな。」









家に帰って。ねぇさんに言うと頭を掴まれそう言われた。


「いたいっ!ねぇさん痛いよ!!」


「うるさい!!!一人じゃ何もできない癖に!!!!」


「やめて!!ねぇさん!!」


「うるさい!うるさい!あんたなんかいらない!!!」




目に映るのは、ねぇさんんが持った包丁。



ねぇさん…



それで



誰を刺すの?






あたし?




ねぇさんは…




アタシヲコロスノ?





「いやああああああああああああああああ!!!」



ねぇえさんがあたしに刃物を振り下ろす。


ああ。もうあたしは死ぬんだ。



笹木さん…

死んだら・・・笹木さんに会えないの?








死んで…死んでたまるか。





ひっしにあたしは抵抗した。


そして…





「ねぇさん?」




組合になって。ねぇさんは誤って自分で自分を刺した。


「ねぇさん!!!!ねぇさん!!!!!」




一面の広がる血…




「ねぇさん!!!!!!」











そして物語は暴徒に戻り、あたしは警察の人と一緒に病室にいる。



「では…ナツさんは自分で自分を誤って刺したと?」


「…はい。」



病室に座っていると、警察の人に事情を聞かれ、あたしはうつろな目で答える。



「解りました。今回はお気の毒に…ではお引き取り下さい。」


「はい…」


警察の人が一礼をして帰っていくのを見て、


あたしはねぇさんのほほを触る。


白い白い頬。



病室から出ると、笹木さんが座っていた。



「笹木さん…。」


「ハルちゃん…」


「笹木さ…ねぇちゃ・・・め…覚まさなっ!!!」


「っ!ハルちゃん!」




そう言って、笹木さんがあたしを抱きしめる。





あたしは笹木さんに抱きしめられ、笹木さんの胸に顔をうずめる。



そして…












あたしは一人、ほくそ笑んだ。









あたしが今日からハルだ…。







ねぇさん…ハルは笹木さんと一緒に抜け出し、ホテルに行ったあとあたしに謝りに来た。


あたしはそんなハルを見てからだ全体から怒りが沸き起こるのを感じた。


いつでもハルは、あたしを下に見てる。


みんなみんな。あたしよりハルを褒める、


母さんも、父さんも、


そして…笹木さんも。



ムカつく、




ムカつく、




殺して…やる…





コロテシヤル…






「いやああああああああああ!!」



ハル悲鳴が、こだました。



あたしの手には包丁、



したには腹部から血を流したハル。



そしてあたしは系差うが来る前にハルの髪型をあたしのようにマールにして、


あたしはハルのように地味な髪形にした。





さぁ…これで…










あたいはハルだ…。





~FIN~







(似たような話を南d化漫画でみたことあるからその影響が強いかも。。。完璧オリジナルになってないOTZ)




ねぇさん…ねぇさん…



あたしは病室で静かに眠るねぇさんを見て、泣きく連れた。



ねぇさんには何本ものチューブがついていて、定期的に機械が音を鳴らす。



ピ…ピ…ピ…ピ…



機械的な音に、ねぇさんが自分ではなく、この機械に生かされてることを痛感する。



「ナツねぇさん…。」



何度呼んでも、目を覚まさない。




       Twin




ー2か月前ー




ナツねぇさんはあたしの双子の姉。



「ハル!はやくしなさいよ!!」


「はい!ナツねぇさん!!」



いつもあたしはナツねぇさんに使われてた。


生まれて19年がたつけどほぼ毎日こんな感じだった。


ナツ姉さんはわがままで、強気で…


派手な格好をしてはよく友達と出かけてた。



「おまたせ!ジュン!!」



よく男の人と会っては、合コンをしてた。



あたしは合コンで人数が足りない時、よく数合わせで出されてた。


といっても…ねぇさんの引き立て役だけど。


元気で明るいねぇさんに比べて、あたしは物静かで、大人しく、人とかかわるのが苦手だった。



「ナツちゃんの方が俺全タイプ!」


「やだ~うれしぃ!」



そんな会話を、よく聞かされた。



「…」



今日もそんな会話をされ。自分の居場所がなくなったあたしは、外の空気を吸うと言って外に出た。


素てゃ少し肌寒く、けれど気持ちがよかった。



「合コンは…あたしに合わないよ…。」


「俺もだよ。」



呟いた独り言に返事が返ってきて、あたしは驚いて振り向いた。



「隣。いい?」



そこにはさっきまで合コンに一緒にいた男の人が居た。


・・・名前。なんだっけ。



あたしが頷くと、男の人があたしの隣に腰をかける。


「ハルちゃん。さっきのは気にしちゃダメだよ。」



たばこを吸いながら、男の人はぽつりとつぶやいた。



「え・・・。」


「俺は…ナツちゃんより。春ちゃんの方がタイプなんデス。」



恥ずかしいのか、男の人は反対側を向いて頭を掻く。



もしかして…さっきの事…



「…ありがとう…ございます。」



微笑んでそういうと、おとこの人も微笑んでくれた。



「あ…名前…。すいません…さっきも聞いたのに、思い出せなくて…」


「はは。気に知んないでいいよ。俺の名前は、笹木武。春ちゃん達より1つ上です。よろしくね。」


そういってあたしの頭をやさしくなでる笹木さん。


「…よろしく…おねがいします…。」





笹木…さん…




笹木さんの優しさに、あたしは心があったかくなった。



「笹木さん…は…。戻らないんですか?」


「ん~?なんかもう疲れちゃってさ。俺数合わせだし。」


そう言ってまた微笑む笹木さんは、すっごくカッコよくて、絶対数合わせなんかじゃないでしょ。なんて思った。



「抜けだしちゃおっか。」


「え…わ!」



いきなり腕を引っ張られ、あたしの体は笹木さん胸に倒れる。


「行こうよ!遊びに!」


「え…でも荷物…」


「ジャーン!」



そういって笹木さんが右手を上げると。そこにはあたしの鞄。



「さっきついでに持ってきた!だからさ!行こう!」



笹木さんの笑顔に、あたしは戸惑った。


行きたい。笹木さんと。



でも…でも…



そんなことしたらねぇさんに…



悩んだ結果、あたしは笹木さんの腕をつかんだ。















とりあえず今日はここまで←