今回は流石に、何故、逆イールド(長短金の逆転)が経済のリセッションを引き起こすのか?──そのメカニズムを理解した。

 

非常に単純なメカニズム。これまで理解しようという動機付けが弱かった。それはきっと、今ほどその危険を体感していなかったから。今は何か、その胎動を感じる。

 

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短期金利=支出、長期金利=収入

 

つまり、預金金利と貸出金利との差によって。銀行は利益を得る。

 

今回の逆イールドはFRBの2022年3月からの高金利政策に依っている。

 

 

少し、そのメカニズムに触れてみる。つまり、銀行としては収入減である長期金利が短期金利よりも低くなると収益は悪化するわけである。

 

何が起こるか?

銀行による貸し渋り、貸し剥がしが始まる。そして、本質的な部分で最も由々しき事態とは。銀行によるマネーの市中への創出が止まることだ。

 

企業は運転資金、設備資金。新規事業への投資が困難に陥る。更に、今回まずいのは30年に及ぶ低金利政策、0金利政策。マイナス金利政策。あまりに長い低金利下。デフレ経済下によって、その環境に慣れ。習慣化していることである。

 

30年と言えば、もう最前線からは勇猛果敢。歴戦の勇士たちは現場から遠ざかっている。高金利下の経済環境を知らない世代である。世界は初めての大規模バブル崩壊を目の前にしている。

 

恐らく、それを乗り切る術を心得ている者は現場にはいない。

 

★★★

 

低金利への政策転換=最後の局面

 

金融当局は最後、金利を下げる絶対の必要に追い込まれる。その時、既に企業群は青息吐息。もう企業を運営するための資金は枯渇し、銀行の貸出基準は極端に厳しい。自分を守るために。

 

チャートでは今回、2000年ITバブル。2008年リーマンショックの時よりも、深く、長く逆イールドが続いているのが分かる。「これが必ずしも、大規模な破壊に繋がるとは言えない」と、レバナスさんは言うが。

 

すべてのシナリオはアライアンス側である。

 

システム自体を崩壊

させに来ている。

 

ペンペン草も生えないぐらい。真っさらに刈り取られることになる。

 

いよいよ、低金利下で胡座をかいて来た大企業群=ゾンビ企業群。総ざらいの時である。果たして、米国FRBがその舵を大きく切るのは何時か?

 

 

いずれにしても、その時は迫る。

 

龍

 

★★★

 

 

【日本終わった】【日本にまでドミノが…】【とんでもない規模の銀行破綻】──レバナス1本リーマン

 

掲題:依然、米国長短金利は逆イールドのまま~大崩壊は逆転解消の直後!

 

当該動画──