1:01:21──

即ち、損が出てる資産を持つにもコストが掛かってんですよ。金を借りて、この金で不良債権持ってるから。借りる金の金利でいくと、不良債権が上がってくる金利の差をみるわけね。と、不良債権。金利が稼げないのが不良債権ですから、持ってるだけで大損するわけよ。だから、切り離すしかないわけ。

 

だから、もう今まで債務ね。その返済猶予した先もさー。払った場合には終わりにするみたいなことになってくるわけよ。

金利が上がるって、怖いことなんですよ。世界中、それが起きてるわけ。

 

でも、これもね。どうもなんかね。トランプの口ぶりだとですね。あれがだから、今の金融システム潰すための道具のように思うんだな。国民を怒らせて、追い詰めさせちゃって。で、みんな覚醒させて、「やっぱり新しい金融がいいね」って話にするストーリーに思うんですね。

 

トランプたちの発想はこうですね。要するに、なんでこんな金利上がって、なんでこんなね。株とかなんか、乱高下にするかっていうと。

投機筋が悪い!

ってことなんですね。

投機筋は一体何なんだ!と。

あいつらは!

 

アメリカに暮らしてるわけでもない!

実業をやってるわけでもない。

なんか世界中、金を右に左に動かしてねー。儲けてる連中。こいつらが、

アメリカを蝕んでる!

と、言ってる。そういうことなんですね。

外国人はアメリカをですね。

自分の銀行のように使ってる!と。

即ち、それは外国人がアメリカドル使ってるという意味ですね。

 

なんで、

俺のところの通貨使うんだよ!と。

お前たちが使うから、

ドルはどんどん垂れ流しにしないと

世界回らないから。

だから、

どんどんドル刷っちゃったんで!

こういう話なんですね。

そうだ、その通りなんですよ。

 

昔、ケネディ大統領の時代はですね。海外ドルと国内ドルしっかり分けていたんです。それケネディの後、ニクソンの時にしばらく続くんですね。国内ドルと海外ドルを分けていて。で、これ行き出来ないようにしてたんです。国内ドルと海外ドル行き来できないにして、こうやって国内を守ってたの。

 

★★★

 

ディープステイト$

 

 

じゃあ、海外ドルって何かっていうと。

  “ユーロダラー” って言ったんです。ユーロダラーってことが当時あんのね。ユーロなんですか? ドルなんですか? どっちなんですか?──というと、どっちでもないんだ。

 

あのー、要するに “海外ドル” って意味なんですね。で、中心がロンドンだったんです。まあ、今に考えれば正に “ディープステートのドル” だな。国内ドルとディープステイト・ドルと。昔、分かれていたのよ。


で、まあ、しかしそれもね。 

金融自由化で一体にしちゃうわけだ。あれね。ニクソンの後だな。一体になっちゃって。だから、もうアメリカの国内ドルと海外ドル、一体で。

 

 

だから、

アメリカの金融当局は

世界のためにドルを撒いたり、ドルを吸収したりして運営してるわけね。で、そのツケ、全部アメリカに回るわけよ。どうしてかっていうと、そのアメリカドルで投資するでしょ。アメリカは物価高い国だもん。労働組合厳しい国だもん。

 

途上国へ投資してごらんなさいよ。よっぽど儲かるでしょう。昔の中国とか。ねー、昔のへんぴな国に。だから、同じドル使うんならですね。アメリカ国内に投資するよりも、そりゃ、世界の田舎に投資した方が儲かるから。国内の投資が減退して、みんなアメリカ以外のところに金行っちゃったわけ。

 

★★★

 

ハイパーインフレ

 

アメリカドル使わしてるから、こうなったわけですよ。挙げ句の果てには、どんどんどんどんね。金刷り過ぎちゃってさ。ハイパーインフレになっちゃって、今アメリカなんかさ。四苦八苦で。で、財政も膨らみ過ぎちゃって。トランプ側、共和党は大きな財政、大反対ですから。

 

とにかく、どんどんどんどん国債発行されて外人に買わせてね。国債をどんどん発行させて、外人に為替。その金で、財政ばら撒いたわけ。でも、庶民には一切来ないで。一部の連中だけが、金がね。行くようになってるわけよ。まあ、ディープステートの連中だな。だから、全部。財政も、外交も、どれも全部、私物化してるわけ。

 

FRBに金を刷らせて、日本や中国に買わせて。で、その財政資金出して。で、自分たちでそれ分け前にすると。こういう姿なわけね。

 

全部やめてやる!

ってわけですよね。当然だと思わない。皆さんがもし、アメリカ再建するのはそれ止めない限りさ。アメリカ再建しないよね、はっきり言って。で、だから、ニクソンの時に戻すわけですよ。ニクソンの時代は金本位制だったんね。まあ、今回の金本位制とは違いますけども。

 

 

1オンス35ルという金の一応、裏付けはあったわけね。だから、金が少なくなったら当然な、ドル出せませんわな。ですから、昔はとにかく通貨の発行量の制限があったんだよ。物理的な制限があって、これ以上出さないというのあったの。

 

ですから、物理的なね。量が発行出来ないんで。物理的に拡げられないからね。だから、いろんな方便が出来てですね。まあー、そのー、金の保有量が増えなくても通貨発行出来るようにして、最後。だから、金に関係ない。金があってもなくてもね。

 

紙幣は刷っただけ紙幣になるんだ!と。

紙は刷っただけ紙幣になる!と。

ティッシュペーパーみたいになったわけですよ。

 “持ってけ泥棒!” なんだな。

よく駅でさ、ティッシュペーパー配ってんでしょ? あれと同じなんだよ。

 

 “どんどん金持ってけや!” で、やってっちゃったわけよ。仲間内で。で、これをもう一回、金本位制に戻すのよ。通貨の量に制限がありますよ。だから、大きな投資とか。構わず、資金を使うような仕事は出来なくなるんですよ。

 

そこが一番違いますよ。もう、とにかく今の時代はすぐ資金調達なんだ。資金調達どうしましょうか? 資金調達って言って。はっきり言って、返す当てもろくに無いのに構わず借りちゃってさ。

借り換え、借り換え、ずっとやって来てるわけ財政もそうでしょ。


これが、不健全な元になんですよね。

これ止めよう!ってわけですよ。しかも、今度は個人ベースの金本位制だから。なかなか大胆なやり方で、そうするともう、完全に薄めることが出来ない金本位制なんですね。

 

★★★

 

 

令和6年6月時事解説・時局分析|藤原直哉理事長(収録版)202406

 

掲題:【大局観】トランプの米国再建には元凶でしない “国際基軸通貨$” の存在

 

当該動画──