特に、90年代前半生
生存戦略=
潜在意識改革
──しかなかった世代。
現在=65歳。
前半の30年を悩み苦しみ、
後半の30年をより深刻に藻掻き、
その後の5年で沈静に向かった。
私の目に映る世代。
──不可解以外の何者でもないのに、本質的に同じ臭いを感じる魂の世代。一巡して元へ戻るではないが。私としては初めて関心を持つことの出来た世代である。
私よりも、25歳~30歳下の世代である──今、社会の中核を担う位置に来た世代である。何故か、私はこの世代に共感を覚える。恐らく、それは私に一生の間、成功体験が一つもないが故だろう。一つもない=自分にとって。他者の目にはそれなりに見えるかも知れないという意味。
まあ、トテツモナイ! 平成バブル崩壊、米国宗主国にそのすべての汗と勤勉の富を右から左へとかっぱらわれ続けて来た30年。どんな努力も、地道な切磋琢磨も社会全体としては一つも国民に還元されなかった30年である。
それが、生まれた時から一生の間の置かれた。
デフォルトの生活環境
とは一体、どんなものなんだろう。
そもそもが悟っていなければ当然、まともには生きて来れなかった世代だろう。世の中なんてこんなものというのが、徹底的に根底にデフォルトとしてあった30年だ。
ある側面から観れば、既に老けている初老の老人。ある側面からは既に哲学者。
まあ、まだ私には…あの狂乱バブルの恩恵に何一つ、その恩恵を受けていない。そこから来る理解に想う。まあ、唯一の恩恵と言えば。引き籠もりを許せる社会の許容範囲がまだあったこと。
今はもう、その許容範囲もない。
だから、『輪るピングドラム』の山田玲司の解説をとても興味深く、何度も何度も観続けた。どこかに共感するモノがあったから。
そこに二人の優秀な後輩。ある意味、尊敬の眼差しである。或いは、物珍しさの動物園。91年バブル崩壊~2024年の今である。
★★★
安曇野居住30年──1994年
信州のこの地に来たのが、1994年の2月。3月入社。
丸々30年。
最初、この地で生活を始めた時。一番、強く感じたのが時間の流れである。とにかく、時がゆっくりと進んで行く。少なくとも、その時まで10年。新宿の南口に勤務した者の正直な感想だった。
そして、特に大きかったのは。
私の人生の根幹
=スピリチュアルだった。
その一事だろう。30年目にして、特にこの数日。強く感じる。物理的な時間が速くなったんじゃないか?──それを送迎時によく話す利用者のお父さんと今朝、話した。
そして、その後。車を動かしながら、更に深く想い巡らせた。
物理的な時間が速くなったんじゃない!
自分の生活感覚の速度
が遅くなったのである。
より具体的には体内時計の動き
が遅くなった。
何が起きるか?
である。平均速度が、2~3km遅くなった。より具体的には自分の運転手の体感として、メインの通りでも60kmデフォルトは速い!という感覚=危険!
つまり、3分ほどその行程を余計な時間を費やす。その具体的な理由。自分ではなかなか気づけない。自分の体内時計が遅く動くようになったことなど。だから、現実的な感覚としては。物理的な時間が速くなったんだろうと解決していた。
違っていた。自分の生き様自体が。
Slow Life
を体現したのである。
まあ、こんなところ。