TTR
★★★
ブーイング
★★★
トロフィー拒否
★★★
孫穎莎
感じたのは、孫穎莎(スン インシャ)/卓球女王のクレバーさ。
明晰さ。
数千人の観衆に対したのは、一人の選手の明晰さ。クレバー(賢さ)だった。凶暴に荒れ狂う群衆の狂気を沈めたのは、たった一人の選手の頭脳の明晰さ。
それが、どこまでも拗れろうとする日本対中国──両国関係の歴史を動かす劇となる。中国・成都で行われた世界卓球2025の場だ。
この世界には厳然たる意志、意図があるのだと感じる。無機質に見えるこの存在の世界が実は、どこまでもドラマチックなのだ、ということを教えてくれた劇だ。
中国、世界卓球の女王/孫穎莎をどこまでも敬愛し、憧れる日本女子卓球の若手の選手たち。女王の日本の若手卓球選手を見る、愛情細やかな、愛情溢れる眼差し。
世界は決して、政治・経済によって動くのではない。こんな日常の風景。ありふれた日常の細やかな愛情の交流によって動くのだ、と感じ入る劇だ。
