発表会、無事に終わりました。

応援下さった方、ありがとうございました。

とはいえ、当日はあわただしい1日でした。


なんと、当日リハで、落ちること3回。


落ちるとどうなるかというと、

バイオリン演奏の指が動かず、音が止まる。

でもピアノ伴奏はそのまま続く。

頭の中のバイオリン演奏もそのまま続く。

キリの良い箇所を頭の中で探す。

その箇所に頭の中のバイオリン演奏が来たら、それに合わせて再スタートする。


落ちた時のわずかな時間の慌てた状況をスローモーションで振り返ると、こんな感じでしょうか。

これを3回も起こしちゃうのだから、大変なことですね。

当然、その後、自分の本番までの間、音出し控え室で何度も繰り返し練習をしてました。


落ちる理由はなんとなくわかります。

演奏中に余計ことを考えるからです。

あ、失敗した、とか、

この先、こうしよう、とか。

その瞬間の音に集中出来ていないからですね。


控え室での練習で、自分の冷静さを取り戻して、落ち着いて集中する事だけを考えてから、本番へ。


さて、本番では、これまで以上の緊張で、足がガタガタブルブルでした。


何ヵ所か指がもつれたり、変な音が出たりしましたが、落ちずに最後まで弾ききりました。


今回は、ピアノ教室との合同発表会だったこともあり、お客さんが多かったのです。


前を見たら緊張するので、ずっと指板を見てました。

それに、指板を見てると、視覚的に音程の狂いを未然に防げるし、弓を駒のそばに寄せる時も確認できるし。


そのために暗譜していた、と言っても良いでしょう。


とにかく、落ちずに弾けました。

細かく気にした所は、

伸ばす音を丁寧にする事、

2回同じフレーズの箇所のフォルテ→ピアノのメリハリをつける事、

全体的に大きな音で弾く事、

のみに絞りました。


先生からは、堂々としていて、本番が一番良かったですよ、とのお褒めのお言葉を頂きました。


後からビデオで確認しましたが、ガタガタしている様子もなく、淡々と弾いている感じでしたね。


本番前、少し落ち着いて振り返ってみて、この4ヶ月間、発表会演奏のための充実した練習期間だったなあ、と感じてました。


自分の足りない所も自覚でき、再び基礎からしっかりとやりたい、と改めて感じた次第でした。