面白がってそればっかし練習していたビブラートですが、暗い暗い道に入り、出口が見えなくなりました。

単身赴任先に戻っての新しい先生のレッスンでした。

どうしても1の指だけはビブラートが難しく、教わる予定でした。


5ポジでバイオリンの脇を押さえながら全音、半音ずらす手首の動きの練習から、手首の動きを左右に振るものと勘違いしてました。

手のひらを自分に向けて、左右に振る感じです。

先生の教えは、前後に振る感じとか。

90度違うじゃん??


前後揺らしのセットである指を伸ばしたり曲げたりの練習も以前少しだけしてましたが、どうしても手首が同時に動いてしまい、その動きは自分には不可能、とあきらめてました。


バイオリンの上で、弦に沿って指を転がすことがビブラートなので、左右に振るのはバイオリンそのものも揺れてしまいますね。


実際は、指は斜め方向に弦を押さえているので、バイオリンが揺れないように、弦の方向に指を転がす場合は、左右と前後の両方の真ん中みたいですよね。


この2つの動きの合成なんて、とても出来ませんよ。


先生いわく、大人はそうやって理屈で覚えようとするからダメですよって(涙)

今からでも、子どもに戻って始めたいがな。


ちなみに、小指や薬指は弦の押さえる方向が、横からに近いため、左右振りで十分ビブラートがかかるのです。

一方で、人差し指は、30度以下の角度なので、左右に振るわけにはいかずに困ってました。

そしたら、前後ですよって。


今のままでは、人差し指は永遠にビブラート不可能です。

また1からの練習でしょうか。


あわせて、弓の持ち方修正されました。

親指を今までよりも少々横から押さえるように、とのこと。

また、小指は薬指にそえ、薬指は少し伸ばす感じとのこと。

全体として、手がまあるくなった感じでしょうか。


さらに、ボーイングでの弓の返しも教わりましたが、これは難しかった。

テレビとかで見ているプロの方々の返し方です。十分理解出来てないです。

というか、ビブラートで頭いっぱいで、それどころでないです。


理屈で覚えるのではなく、練習して身体で覚えないと。


苦行の道に迷い込んだ気分です。