JJです。


安倍総理の靖国参拝で、韓国、中国、そして台湾までも、強く反応していますね。


こういう時事ネタの場合、なるべく飛びつかず、自分自身どちら側にもつかないようにして、見守るようにしようと心がけているんですが


少し心が、「ざわざわ」しますね。


個人的に、仕事で何度も台湾、中国を訪れ、両国の人々と一緒に汗をかいた経験からいうと


まず、中国、台湾の人は、日本人に比べて、はっきりと自己主張するように感じます。


台湾に仕事で出張しはじめた当初、ある製品の部品に不具合が見つかって、その不具合の原因が、備品の設計にあったのか?部品の製造にあったのか?部品の保存・管理・輸送にあったのか?原因を見極める必要があって


それぞれの担当者に会議室に来てもらって、まずは、担当者通しで会話して、不具合の原因を特定してから、私に報告してくれと、お願いしたんですね。


その直後、私はビックリして、引いてしまいました。


言葉は理解できませんが、いまにも殴りかかろうか、という勢いで、互いに怒鳴りあい始めたんです。


その時、日本人は私一人ではなく、私より、ずっとたくさん台湾で仕事してきた先輩が、一緒だったので、


「こんなに、言い合って、大丈夫なんですか?」と尋ねると


先輩曰く、「彼らは、いつも、こうだよ。これは、怒っているのではなくて、自分のことを、一生懸命説明してるんだ。ま、簡単に言えば、自分は悪くない、絶対に不具合の原因は自分じゃない。と主張しあってるんだyl。」とのこと


「でもね、別に嘘を言ってるわけじゃないんだ。黙っていたら、自分に問題があるって、認めちゃうことになるから、自分が無実だってことを、真剣に、主張してるんだ。」


「日本人には、なじみがないかもしれないけれど、彼らは、自分が失敗すると、給料に即、影響するからね。万が一にも、やってない責任を押し付けられないように、必死で自己防衛するんだよ。さっき言ったように、黙ってたら、認めたことにされて、自分は、早く。元の仕事に戻りたいからね。関係ない、自分が原因じゃないことを、早く証明して、この会議室から出て、元の仕事に戻りたいんだ。絵成果主義が徹底してるからね。」


その時は、軽く1時間、私から見ると、「怒鳴りあい」が続いて、結果、原因は設計にあると結論になって、報告してくれたんですが、初めての時は、その剣幕に驚きましたね。


中国に出張した時も、たびたびそういう場面に遭遇しました。


外交問題で、近隣諸国から批判されると、摩擦、軋轢を起こさぬように、そっとしておくように、という意見が、マスコミ等から頻発しますが


果たして、心と、会話のトーンに、差はないのでしょうか・・・・


自分たちが間違っていないと思ったら、怒鳴りあってでも、自分を主張する。


個人は、無理でも、国家としては、そうしなきゃ国益を守れない。ということも、あるんじゃないかな。。。。と思うんです。


私自身、台湾、中国の人と、意見がどうしても合わず、怒鳴りあいしたこと、何度もあります。でも、郷に入れば郷に従え!ですし、エンジニアの端くれとしては、納得できないことを、流すことは、できないので、唇とか震えながらも、口論しました。


でも、案外、それが、しこりにならならなかったですよ。


外交も、唇震わせるくらいで、ぶつからないと、ダメ「なのではないでしょうか・・・