JJです。

映画ネタもう1本いっちゃいます。


※以下には、映画のネタバレ情報があります。観る前に知りたくないなという人は、観てから読んでね。mOm


<ALWAYS 続・三丁目の夕日>

魍魎の筺は、「ラストシーンが全てだ」と言いましたが、この映画は、「オープニングが全て?」のような気がします。

ご覧になった方は、おわかりだとは思いますが、CGよって昭和30年代をよみがえらせた山崎貴監督が、日本特撮の生みの親、円谷監督へのオマージュとは粋じゃないですか!


このオープニング、力が入ってます!

全体的には、前作の出演者全員に、エピソードを盛り込もうとしたのか、ややお話が盛りだくさんすぎて、混乱しそうなところを、ぎりぎりのところで踏みとどまった。


そんな感があります。薬師丸ひろ子演じるトモエが、戦時中別れた元彼に、思い出の橋で再会するシーン。


実は映画冒頭で、元彼と自分(ともえ:薬師丸)が、橋で撮った古い写真を見つめるシーンと繋がっているのだが、これが頭で結びつく観客が何割いるだろうか?

かといって、写真を見つめるシーンがないと、突然の再会のシーンが、あまりに都合のよい唐突感が、拭えなくなってしまう。

まぁ、気付かれなければ、唐突感は、やはり否めないんですがね。

しかしながら、見終わった後の懐かしさ感、心の温かさ感は、全作同様、いい仕事してますな!って感じです。l

鈴木オートで働く女性社員「ろくちゃん」が、石原裕次郎の映画を見るシーン。


裕次郎の映画映像は一切見せずに、ドラムに合わせて動く観客の体の動きだけで表現したのは、うまい!って言いたくなりました。


茶川(吉岡秀隆)のもとに、ストリッパーのヒロミ(小雪)が、戻ってくるシーン。


「ひょっとしたら一生甲斐性なしだ。でも、おれは男としてお前達のことを・・・」

「いいから、先生の気持ちは、わかったから。」


いいなぁ 


僕の好きな映画のひとつです。('-^*)/