JJです。

ザールブルッケンでの、タクシーネタをもう一つ。EU圏内といえども、そこは、ドイツ。英語が通じる率は、案外少ないのです。


その時、私はひとりホテルをチェックアウトして、ザールブルッケン中央駅へ行こうと、ホテルのスタッフにタクシーを頼みました。

タクシーは、本来タクシー乗り場で待機しているものなんですが、ホテルで依頼すると来てくれます。


タクシーがホテルの正面玄関まで来てくれて、スーツケースは、ホテルスタッフが、後ろのトランクに入れ込んでくれました。僕が、体を車内に入れ込むと、ドライバーは少し年輩の女性でした。

ホテルスタッフがドアを閉めると、行き先も聞かずにタクシーはすぐに動き始めました。ホテルのゲート近くまで来たとき、ドイツ語で話しかけてきましたが、まったく理解できません。 僕は英語で「Station! I want to go to Station.」と言いました。

小さい街なので、駅といえば、一つしかないはずなんです。でも、女性運転手は、「Station」をどうしても理解してくれません。


メモを取り出して、「Station」と実際に「綴り」を書いてみましたが、女性の反応は、同じです。

最終手段です。


私は、汽車(蒸気機関車)の絵を描き、汽車が入っていく建物の絵を描いて、そこに「Station」と書き込みました。


絵をみると、それまで困り果てていた女性ドライバーが一転。にこやかに僕の描いた絵を指さした後、親指を立てて、OKと答えました。


ちなみに僕は、スマップの草薙剛画伯と同じくらい、絵がヘタです。でも、通じるもんですね。(爆)


帰国後、調べたら、駅は、「ザールブルッケン中央駅」という名前でした。

ドイツ語では、中央駅のことを「Hauptbahnhof」といいます。


「Station」とは、ずいぶんかけ離れているんです。


女性運転手さんが、イメージできなかったのも無理解かも・・・・。


タクシーを降りるとき、女性運転手さんが僕の絵を指さしながら、もう一度親指を立てて、笑顔を見せてくれました。


なんだか、ザールブルッケンの最後の思い出に、いいなあって感じでしたね。(^^)