JJです。
今夜は、僕が大好きな漫画家:吉田秋生さんをご紹介しましょう。
下記に代表作を並べてみましたが、その映画化率の高さに改めて驚かされます。
カリフォルニア物語
BANANA FISH
夜叉(映画化)
イヴの眠り
吉祥天女(映画化)
ラバーズ・キス(映画化)
中でも、吉祥天女原作は、ドラマ性とオリエンタル性を兼ね備えており、美しい映像美と掛け合わせて映像化できれば、海外に通用するストーリーだと思います。
残念ながら、現在映画化されたものは、原作を越えることができていない・・(悲)
個人的に好きなのは、ラバーズ・キスです。
湘南近くに住む高校生達の話なんですが、なかなかいいんです。
同じ時間(物語)の流れを、それぞれの高校生達の目線で、描いているんです。
はじめは、「りかこ」という女生徒の目線で。次はその恋人の目線で。今度は「りかこの妹」の目線で。そして・・・という具合に何度も同じ時間の流れを、しかし、違う角度で描いているんです。
その物語の構成力に驚かされます。ネタばれしようと思っていたのですが、長くなるので止めときます。
基本的に、女性の目線からみた少年群像って、綺麗ですよね。
本当の高校のころの男の子ってやつは、もっとぎらぎらしてて、もっと神経質で、危うくて、浅はかなんですけどね(笑)。