ホワイトカラー シーズン1

 

 

海外ドラマは昔から人気がありましたが近年、24が更なる人気の火付け役となり爆発的なブームを巻き起こしました。その中でも評判なのがこの『ホワイトカラー』です。
“ホワイトカラー"とは知的労働者の事で、本作では天才詐欺師とFBI捜査官が知的犯罪に挑む内容となっています。
主に一話完結型の構成ですが、一方で天才詐欺師であるニールが元恋人のケイトの残したメッセージを頼りに探していくというストーリーがシーズンを通してあるため、毎回、次の話の内容が気になります。


詐欺師であるため豊富な知識に基づく推理、作戦の立案、対面時の心理戦など様々なシーンを独自のカラーで演出し、ドキドキハラハラするだけでなく、非常に感心させられる場面が散りばめられているので一時も目が離せません。


刑務所の脱獄から始まったニールのその手腕は、刑務所が一月に囚人にかける費用である700ドルで過ごせとの条件の中、豪邸に引っ越すなど序盤から発揮されます。
残虐な殺人が見せ場のドラマや明るく笑えるコメディドラマとはまた違い、非常にスマートで分かりやすいストーリーですのでお子様と一緒に見ても楽しめる内容なのが嬉しいところ。シーズン1だけでも14話あるのでボリュームもたっぷりです。


天才詐欺師でユーモアもたっぷりなニール、真面目で熱血漢なFBI捜査官のピーター、頭の回転や機転が利くピーターの妻のエリザベス、裏の世界での情報やあらゆるモジー、行方をくらませたケイトと主要人物は少ない方ではありますが、それぞれの掛け合いや信用の揺らぎ、夫婦愛など1話ごとにもしっかりとしたテーマが設けられており、飽きない工夫もされています。


毎回、裏の世界の大物を捕まえようと必死に頭を使い、時には危険に身を晒すニールとピーターの活躍に気付いたら応援している自分がいることにも気付くことでしょう。
派手なアクションがない代わりにちょっとしたシーンでも魅せてくれる。そこが『ホワイトカラー』の素晴らしいところです。


またシーンが切り替わる合間合間に挟まれる風景がタイムラプスという撮影方法で作られた動画で時間の流れなどが大変分かりやすく、それでいてオシャレなので場面転換と同時に一息つくタイミングを教えてくれるのが見ていて疲れない理由の一つです。


次はどれを見ようか迷っている方、刑事ドラマが好きな方だけでなく、謎解きといったミステリーやサスペンスが好きな方にもオススメできるドラマです。
是非ご覧ください。