おはようございます、のりたまです晴れ

いよいよGWも最終日ですね。(早い~汗


ムクドリのヒナが住んでいる雨戸ポケットは、ちょうど私の勉強机がある壁に沿って取り付けられているので、ヒナが時々、コツコツと壁をつついているのがわかります ヒヨコ

これが胎動なのかしら・・・(違う)



クローバー


さて、忘れないうちに「Happy Ending」の感想を書き留めておきます 本

(ネタバレ含みます)

Happy Endings/Jon Rance

登場人物は、あと半年ばかりで30歳を迎える2組のカップル、4人の若者。

この4人は大学時代からの友人。


Edはバリバリの銀行マンとしてキャリアを積んでいる。

恋人のKateはOL。


Emmaは女優を目指し、オーディションを受ける日々。

恋人のJackはバイトをしながら、小説家を目指している。



Kateは30歳になるまでの6ヶ月間、10代の頃からの夢だった世界旅行(バックパッカー)をすることを決意し旅立つ。

そしてその6ヶ月の間、4人の状況は大きく変わっていく・・・。



◇◆◇


その6ヶ月の間、4人はそれぞれ、将来を考えながらも過去の自分、家族、種々の問題と再度対峙し、乗り越えていきます。


そして最終的に、悲しい出来事を乗り越えながらも、夢を叶えたJackと、夢以上に大切なものを見つけたEmmaは結婚へ。


Kateは自分が本当にやりたかったことを発見し、その道を進むことを決意。

Edは、キャリアの道から転落したことで本来の自分を取り戻し、Kateと共に居ながらも自分のやりたかったことを叶えることを決意。



Kateは言います、


「誰かを愛し、何も考えずに、結婚式で ”I do”と言うこともできる」


「でも、人生は結婚に向かっているものではない。日々働き、責任を果たし、挑戦し続けること・・・それをやめてずるずる生きて終わりを迎えることは、Happy Endingではない」


「EndingはHappyではない。だって、そこでおしまいだから。

本当のHappinessは、新しい出発の中にあるものだ」と。



◇◆◇


私はもうすぐ40歳になりますが。

読みながら、「20代ってそうだったよね」と思いつつも、「それは30代だって同じよ~汗」と思う部分もありました。



私の20代は、JackやEmmaと同様、やりたいことを目いっぱいやりながらも、なかなかゴールが見えなくて、もがいて苦しかったような。


30歳の時は結婚していましたが、Kateの言う通り、結婚ってEndingではないですよね。

まだ何だか、自分、ってものがはっきりとなかったように思います。

30代でもまだまだ、迷いの中でした。



そして30代最後にして得たものは、「(良い意味での) 諦め」と「覚悟」かなぁ。


自分にできることとできないことをしっかり自覚したこと。

そして、今後親を支え独りで生きていく覚悟を決めたこと、これが自分を強くしてくれたように思います。



40代もきっと、迷いはあるのかな?

でも20代の目いっぱいさと、30代の覚悟を活かして、キラキラ 大胆素敵 キラキラ(→中学時代から使っている造語です ^^;)に生きたいなぁ。



◇◆◇


この作者は男性なのですが、女性の登場人物であるEmmaやKateの心情や女同士の友情をうまく書ききっていて、凄いなと思いました。

(同じ意味で、赤川次郎も凄いと思います)



それから、これはやっぱりイギリス独特の感覚なのでしょうか、Edが、「ミドルクラス出身のお前達に、俺の気持ちがわかるか!」と言った時は、「ああ、やっぱり、階級社会ってはっきりしているんだな」と実感。


そしてくだらないことですが あせる

悪態をつく時の表現って、本当にたくさんの種類があるんですね。

どこでどう使い分けているのか、今後の読書でもっと意識してみようかな。



・・・というわけで、さっそく次の洋書読みに入っています。

2冊目の「SOPHIE KINSELLA」です。


Can You Keep a Secret?/Sophie Kinsella

第2章まで読んだのですが、またまた主人公の女性がおもろい動きをしていて笑えます。

前作の時も不思議に感じていたのですが、この作者の本を読む時、主人公の女性の声優(?)が自然に頭に付くんです。誰の声か全然わからないのですが。

また読み終えたら、感想を書きます ニコニコ




それではGWラスト1日も、充実した1日となりますよう・・・。