今回は長い話だろ~な~。
あった事、全部書くよ。
いい?






この前市役所に電話をしました。

「病院から退院して来たばかりで、この先何をすればいいのかわからないので教えてください」って。

「ではデイサービスなどはいかがですか?」

ってことで、
とりあえず見学する事にしました。
役所の近くにあるデイサービス。

だから、
身体障害者1級になってからの
一人だけでの移動としては最長です。


10時ごろに来てくれって言われて
時間を逆算しての行動。
車椅子だから長めに時間を考えながら(^_^;)


でもさ~、
電車によっては半額にしてくれるトコと
そうでないトコがあるんだね~。
知らなかったよ。
「移動距離が100㎞を超えたら半額に…」
なんて言われたりしてさ。

ここは半額にしてくれました♪


あ、今回も電車の乗り降りは一人です♪

前回わかったことはね、
あのときは車両の入口が少し高くて
失敗だったんだよ。
でも回りの人が助けてくれるから
問題なし(笑)!
みなさんいい人ばかりだから
一人で乗ろうとしてると
ちゃ~んと見ててくれます(^o^;)
これは間違いない!
毎回俺が乗るとき、
「チェックしてくれてる感」があるもん(笑)

あ、そうそう、
車両にのるとき前回わかったことはね、
車両の入口が少し高かった。
だから少しだけスピードつけて行ったら
なんとか成功☆
あとは「馴れ」だな(*^^*)






さて、目的の駅に着きました~。

役所へは、駅から歩いて15分ぐらいらしい。
ま、早めに行動してるから…



こっ、
ここは…

坂道キツいなぁ~!



帰りが恐ろしい…((((;゜Д゜)))


とりあえず下り坂ですからね、
リハビリ病院で習った通り
キャスター上げ=ウイリーの事だね。
キャスター上げしながら進みました♪





デイサービスの人は
とぉ~ってもわかりやすく丁寧に
説明してくれました。

どうやら
送迎車で利用者さんを乗せてる途中、
俺が車椅子でウイリーしてるところを
見ていたらしい(笑)



デイサービスって
老人ホームの調理を担当してたから見てた。
だからなんとなく予想はしてたんだけど…

予想通り年齢層が高くて
大雑把に言うなら
午前中はリハビリ
みんなでご飯を食べて
午後はお風呂。
とても和やかで感じの良い所でした。


俺には必要ないな。
でも、良い経験をさせてもらいました(^^)



最後まではいなかったけどね。


11時前にはサヨナラして、
ついでに市役所に行きました。
俺が入院してる時に
奥さんが何度も通ってくれてたんだけど、
俺も自分で直接話を聞いておこうと思って。




障害者支援課。

奥さんが提出したであろう俺の書類が
役所の中にまとめられてたよ。


そしてこの「障害者福祉の手続き」


しぃ~っかり説明してくれます。

くれますけどね、
俺には必要ないんだよ、その説明。

「日常生活用具の給付はですね〇〇〇…」

「え?じゃあ
そこの、まとめてもらってる書類に書いてある通りで、俺には関係ないですよね?」

「あ、そうですね。それではこちらの…」

「?!それも必要ないですよ?」

「あ、はい…」



ご丁寧に上からズラズラ
順番に説明して頂いて……(-_-#)


ま、急いでるわけでもないんだけどさ、
時間のムダ ですね (*´ー`)=3

人と話して
この人はこの情報が適応している、
これは必要ないっていう
判断ができないのかなぁ?

せっかく直接お話を聞きに来たのに、
あまりメリットなかったな~(*_*)





確かに
介助、派遣、優待、割引、給付、サービス
いろいろある。

だけど市役所関係の所に電話をすると、
詳しい話は担当の部署に「自分で」連絡して
それぞれの話を聞いてください…
なんだよね。


時間がかかるし
とぉ~ってもわかりずらい  ┐('~`;)┌




俺が欲しい情報はね、
この身体の先輩の…
先輩たちの経験や知識を知りたいんだよ。

その方がよっぽどいい。
現実的でわかりやすいし。

そういう先輩たちが集まってるような
団体はないのか。
ないなら何故ないんだろ?
俺が作っちゃおうかな?

俺はそーゆー人たちと知り合いたいし、
話を聞いてみたい。



はっきりいって
役所関係の人たちの話と
車椅子屋さんたちの話に
とても大きなズレを感じるんだよ。


例えば…
最初にリハビリしてくれたのは
手術した病院の療法士さん。
とても丁寧にしていただいたよ☆
リハビリ病院を退院した後に
この人に挨拶に行ったぐらいだもん。

でも彼は、
「車椅子は40万はする。だったら市役所で車椅子を安くレンタルしてくれるから、それを利用した方が安くていい」と言ってた。
…これ、現実的だと思う?



俺は
どうせ車椅子を買うなら、
かっこよくて
自分で納得のいくものが欲しかった。
病院や療法士さんやソーシャルワーカーさんに任せっきりってのが嫌だった。


だからPCでかっこいい車椅子を見つけたとき
自分でそこに連絡して
手に入れる手段を聞いて。


そして脊髄損傷の先輩と知り合って
病院の進める安全な車椅子の形状よりも
脊損の先輩の言う
現実的で使いやすい形状の車椅子を選んで、


納得のいくものを手にいれた。

病院には
「そうやって、自分で店を見つけて車椅子を買った人は初めてです」って言われた(笑)






脊髄損傷になって
思うように手が動かない人がいる。



その人がテニスをしてる…!


物を握ることが出来ないから、
ラケットを持てないから、
手にラケットを縛りつけて!

車椅子をこぎながら
コートの上を楽しく走り回ってる!
俺よりも身体が動かせないはずなのに!



その人たちと話をしたい。
俺よりも大変なはずなのに、
ブレーキもついていないテニス車椅子に
乗り移る事ができるこの人達に近づきたい。

駅員さんを呼ばなくても
平気で車椅子で車両に乗り移る、
この人達みたいになりたい!





テニス、車椅子屋さんに進められて
この前行ってきたんだよ。






行政関係の人達の話と
こっちの人達の話、
凄い差を感じるんだよね~。


俺はこんな身体になっちゃってけど、
自ら未来を切り開いていこうとしている
そういう人達と知り合うことができた。

でも、知り合うことができなかったら?



病院→退院した後は患者と関係を持つことが少ないから「院内だけの話」になりがち。
役所→現実とは離れた情報しかない。

これじゃあ社会復帰するのも大変だし、
内向的というか…

頑張る仲間を見てさ、
よぉ~し、俺だって!
って事も少ないんじゃないのかな?

脊損先輩→早い・現実的








まだ病院でリハビリしている人や
俺よりも先に退院していった人達ほとんどが
あのテニスコートに通う人達の
生きた情報を知らない。
確かに
彼らがすべて正しいとは言わないけれど。。
でも、病院の言う通りにしてたら
彼らには知り合えなかった。
生きた情報を知ることができなかった。





その情報に巡り会えない人たちがいる。






それでいいんだろうか…?
俺になにか出来ることがないのかな…?





な~んて
ガラでもなく考えてたら、もうすぐお昼。
か~えろ。

さっき一時間だけおじゃました
デイサービスのお姉さんが
お昼に迎えに来てくれました♪

ここのデイを利用した人は
見学をしただけでも送ってくれるんだって☆



久しぶりにこのタイプの車に乗ったよ。
確か、最後に乗ったのは
手術した病院から
リハビリ病院に移ったときだったな。




しかし、
あの坂道を登らずにすんだのは
有りがたかったね~(^_^;)

何度もありがとうございましたって
お礼を言っちゃいましたf(^^;




おわり