jjj0020のブログ

jjj0020のブログ

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!
夏休みの間は、望月と上条との3人で遊ぶ事が多かった。秀才博識美人であるところの阿部鈴音はというと、大学一般受験の勉強真っ盛りであり、遊んでる余裕がないらしかった。僕等3人は推薦やAO受験なので、勉強らしい勉強はしていなかったのだ。そうして心揺れ動くまま夏休みが終わり、学校が始まった。
高校生活の中で、1番の青春所は文化祭である。文化祭をきっかけに不細工が告白し成功したなどの例からして、文化祭はなんらかの力を持っていると僕、しの、しゅんぺーの3人の中では確証がある。まあ、告白された方も中々の奴だったのだけれども。それはそうと、高校生活最後の一大イベントを僕等が逃す手はなかった。この日の為に僕は、ある計画を遂行していた。それは、毎朝挨拶運動である。笑わないで聞いてほしい。僕は、テンションこそ高いものの、いざ恋の戦場となるとそそくさと地雷を撒き散らす性格なのだ。「鳴かぬなら、鳴くまで待とう、恋心」が僕のモットーである。
我が校では、文化祭は2日間に分かれて開催され、初日は校内、2日目は一般公開になっている。文化祭初日、クラス内で割り振りされた仕事に飽きたので放棄し、ふらりとしのやしゅんぺーを探すため廊下を歩いていた。突然、僕が想いを寄せていたあの子に話しかけられた。一緒に写真を撮ろうと。その場でツーショットを撮ってあの子はバイバイと言い、何処かへ行った。恥ずかしい事に僕の胸のハートビジョンにははっきりと「喜」と浮かび上がっていた。今すぐにでもハートビジョンを外してそばを流れる玉川上水に投げ込んでやりたくなったが、しのとしゅんぺーの姿を見つけ駆け寄った。どうやらしのは、文化祭最後の2日間に好きな子に告白するらしい。十分に計画を練り文化祭1日目が終了した。
2日目が始まった。様々な人や獣人が廊下を行き交う2日目は、流石に仕事をサボる事はできずに真面目に働いていた。いたるところでイベントが開催され盛り上がった。そんな文化祭2日目も終盤に差し掛かり、いよいよしのが告白する時がきた。僕等は綿密な計画を再確認し、しのを戦場に駆り立て、あっけなく爆死するところを影から見守り、しゅんぺーと2人で笑った。爆死したしのを目撃した僕としゅんぺーは、何もできず文化祭が終わり僕等の青春は砕け散ったと思われた。がしかし、家に帰ってインビジブルフォン(ブルフォン)を見たら、あの子からメッセージが来ていた。文化祭初日に撮ったツーショットと共に。そこから、あの子と連絡を取り合うようになった。
9月が終わり10月が始まった1日、僕はあの子と2人きりでデートをする事とになっていた。いつになく緊張していたあの日は、僕にとって一番幸せで一番不幸な日だったと、今更ながらに感じる。