今月13日、韓国のアイドルグループ「BTS」のジミンさんが29歳の誕生日を迎えた。お祝いのためアーミー(BTSのファンの総称)が“聖地”へ集結すると聞き、私もジミンさんの顔が大きく描かれた専用バスに乗り込んだ。
【写真】アーミーからの贈り物が積み重なったカフェ店内
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1270518/?utm_source=yahoo_relation&utm_medium=external_delivery&utm_campaign=ver01
目的地はジミンさんの父親が経営する釜山市内のカフェだ。開店30分前には既に数百人が列を作っていた。国際色豊かな行列は、BTSの世界的な人気を物語っている。ブラジル国旗を掲げた親子3人は、地球の反対側から丸1日以上かけてやって来たというのだ。
“推し”の誕生日に合わせて韓国を訪れることを「センイル(誕生日)渡韓」と呼ぶらしい。ちなみに本人は現在、兵役中で、店内にはいない。それなのに、ついに席に着けたのは並び始めて4時間後。店内は熱気にあふれ、出口にはアーミーが残した花束や贈り物が「これでもか!」と積み上がっていた。
店の外で、警察や自治体職員が警備に目を配っているのが気になった。一昨年のソウルの梨泰院(イテウォン)事故を受け、主催者がいない中で市民が自然に集まるイベントに対しても、自治体の長に安全管理が義務付けられた。誕生日前後で、最大3000人が集まると予測し、警備体制が組まれたという。韓国の推し活は今、そうした地元警備に支えられている。
西日本新聞(釜山・平山成美)
by YAHOO!JAPANニュース
韓国の推し活は今、そうした地元警備に支えられている。
なるほど~
