歌舞伎座で
勸玄君の外郎売

歌舞伎十八番の内『外郎売』は、成田屋の家の芸。海老蔵の外郎売と堀越勸玄の貴甘坊の後ろには、成田屋の家紋である三升が大きくあしらわれ、親子で同じポーズを決めています。勸玄の貴甘坊は、キリッと引き締まった表情に、しっかりと足を踏ん張り形を決めていますが、どうやら三升が銀色で、勸玄もはにかんだ表情の別バージョンが存在するそう。
海老蔵にとって『外郎売』は、昭和60(1985)年5月歌舞伎座で、七代目市川新之助として初舞台を踏んだ際に演じた演目。その時は父である十二世市川團十郎が外郎売、当時新之助の海老蔵が貴甘坊を勤めました。来年に十三代目市川團十郎白猿の襲名、八代目市川新之助としての初舞台を控えた海老蔵、勸玄親子が、襲名披露に先立って『外郎売』に挑みます。劇中では勸玄の貴甘坊が早口言い立てを披露します。是非劇場でご覧ください。

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