前回の記事「ナチュラルな虫よけ」に続き、刺されてしまった時のナチュラルな対応について書きます。

 

うみかぜ学校では、化学薬品を使わず、なるべく生き物や環境にやさしい方法を採用しています。私個人的には下記の方法を用いず、数か所であれば痒みに任せて掻く事が多いです。ですが温かい時期の無農薬レモン収穫などは沢山刺されますので、帰宅してからすぐに1番を採用します。

 

他に試したことのある下記の方法は刺されてから早ければ早いほど効きます。薬草類は痒みを抑えるだけでなく炎症を抑え跡が残りにくくなるとも言われています。

 

<蚊に刺されたら>

1 水やぬるま湯で洗う

 刺されてすぐに洗えば痒みが収まります。なぜかは分かりません。私には有効です。

 

2 温める

 50度以上で数秒-数十秒温めます。

「かゆみ止めペン」という商品が販売されていますので便利です。電池で適温で数十秒温めてくれます。ダニやムカデに刺された時も効くそうです。

 

3 ビワの葉エキスを塗布する

 友人100%が効くと言います。ビワの葉エキスとは、ビワの葉を焼酎に漬けたものです。

 

4 ヨモギエキスを塗布する

 ヨモギを焼酎に漬けたものを使います。

 

5 生葉をこすりつける

 ヨモギやドクダミなどの生葉を柔らかくなるまで揉んだ汁を患部に塗ります。

 

6 塩を塗る

 刺されたところに塩をこすりつけるだけです。海に漬かってもいいでしょう。痒みが収まった子供たちが多かったです。

 

7 精油を使う

 精油で作った軟膏を使う方もいらっしゃいます。私はティーツリーオイルの塗布が効く事もあります。オーストラリアのものを直接塗ります。

 

*マクロビオティックでは、刺されて腫れたり痒かったりするのは体が陰性に傾いている証拠です。食生活などの生活習慣を見直しましょう。

 

<クラゲに刺されたら>

水クラゲの場合

刺されて痒い人と、刺されても何も感じない人が居ます。クラゲは刺しに来ないですが、触手だけでも触れると刺さる場合があります。刺されるかどうかは体のカルシウムとマグネシウム比率のようです。

 

●たんぱく毒のため、すぐに50度以上に温めれば、早ければ数秒で収まります。今までの経験では遅くとも数分です。高い温度であればあるほど早く収まります。夏の屋外には熱いものが沢山ありますので活用しましょう。

 

<オコゼやハゼを踏んだら>

こちらもたんぱく毒のため、クラゲの方法が有効です。かなり痛いのでクラゲの場合より長く掛かる場合が多いと思います。海辺の病院へ行くと、まず熱湯で温められます。収まらない場合は麻酔を打ち、痛み止めをくれます。