『デザインにおける公平性』
既にご周知の通り、碁石は白よりも黒が大きく作られています。『膨張色の白』と『収縮色の黒』という極端な組み合わせによって生じる『目の錯覚による大小の誤差を縮めるため』というのがその理由です。
デザインにおいては、このように人間の視覚による相対的な公平性は、絶対的(数学的、科学的)な公平性に勝るということが常識となっています。
デザインに限らず、現実社会にはこのようなことは、案外多いですね。
それはまた、組織内で右脳タイプ人間と左脳タイプ人間が対立する原因の一つともなっているようです。