C.ドビュッシーもまた日本の浮世絵に影響を受けた印象派の作曲家の一人。

 

今年は日本のパスポートの新デザインが見開きごとに異なる「冨嶽三十六景」の作品に決定したというニュースが話題でしたね。

そんなこともあり、新たに北斎の人気が高まりを見せています。


さて、20世紀初頭、絵画のみならずヨーロッパの音楽にも日本の浮世絵が影響を与えていたという一例のご紹介です。

C.ドビュッシー作曲 交響詩「海」は、印象主義音楽の代表作と云われています。


1905年に出版されたスコアの表紙には、葛飾北斎の浮世絵である冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」が使用されました。

ドビュッシーは、「音楽の本質は形式にあるのではなく色とリズムを持った時間なのだ」と語っています。

       ドビュッシーと北斎の浮世絵

 

出典

The Metropolitan Museum of Art
メトロポリタン美術館