どんなことがあっても、時間は正確に流れていくものです。
ここのところの月日を、早いと感じる方、遅いと感じる方、それぞれいらっしゃることでしょうが・・・。
2011年3月。
一日にBCGの6回目を終了。ひとまずワンクールを終える。
娘の引っ越しを震災前の週に済ませていて幸い。ただ、後日、敷金以上の退去費用を請求され、何なんだ~と泣けて来た。娘に敷金の戻りはあげるからと任せといたら、こんなことになってしまい、娘もいよいよ困って連絡をよこしたのが月末。
息子と娘、都内で何度か引っ越しをしたが、請求されたのは今回初めてで、なんとも納得しかね、私は、東京都の賃貸ホットラインに相談した。
担当者いわく、法外な請求ということで、書面でその旨伝え、その後も書面でやりとりしなさいとアドバイス受ける。
どうしたものかと悩んでいたら、仲介してくれた不動産屋が、とりあえず大家さんと話をしてくれると言う。
結果、敷金は戻らないが、それ以上は支払わなくて済んだ。
ということになった。
この件に関しては、いろいろ思うこと、言いたいことがあるけど・・・。
都の担当者は、少額訴訟を起こしなさいということだった。
負けませんか?と言ったら、何で、負けるはずがないって言われたが。
いずれにしても、部屋探し、引っ越しって、いつも大変。
そして、地震。
ライフラインが止まる。水汲み、ガソリンの行列に並んだ。
夫の実家は倒壊。一人っ子の夫に、すべてがかかってきた。片づけに追われる日々。
また、こういうときに気付いたことがある。夫との決定的な考え方の違い。これは結構しんどいものがある。
そして、あの3月11日以来、今もって揺れない日は一日もない。この余震、いつまで続くのか。
娘の卒業式は中止。
が、昨日、めでたく入社した。
卒業、入社の祝い事のひとつもしてやれなかったが・・・。
テレビで見る被災地の方々に心を痛めつつも、自分の境遇にも泣けてきて、心が折れそうになったり・・・。
だけど、友人から緊急物資といって荷物が届いたり、好きな音楽家のCDをプレゼントされたり、富山出身の方に富山の水を大量に送って頂いたり、その他、お葉書、メール、見舞金など、たくさんの方に励まされております。
私、そのたびに涙があふれ、涙もろくなってしまってます。
今日の新聞に、タイのスラム街で義捐金を集めてくださったとありました。
この記事に、しばらく涙がとまりませんでした。
私、奥尻の地震以来、阪神淡路、中越、雲仙普賢岳、釧路沖など災害時に郵便局で義捐金を送っていました。
しかし、今回は、まだ行けてません。はっきり言って、行く気がおきないのです。そして、そういう狭量の自分に嫌気がさしてるのも事実です。
でも、タイのスラム街の人たちの気持ちを思ったら、自分のバカさ加減が恥ずかしくてなりません。
なんだか、地震以上に、私の心は揺れ動いております。