本を読もうと思っても、自分が、どんな本を読んだらいいのか・・・。
お薦めの本はありますか?
って、そんな悩みに答えてくれるのが、本のソムリエだと言う。
以前に、テレビで紹介されてました。
私が子供のころは、今のように本が簡単に手に入らなかったから、そんなことを考えもしなかった。
私の記憶では、小学校の図書室にあった、伝記物、いわゆる偉人伝を片っぱしから読んだ。
あと、うちの学校にあったのは、オリンピックに関する本だった。
東京オリンピックがあった後だったので、そういう本が置かれていたんだと思う。
今思うと、ささやかな蔵書だった。
私は、ほんとに片田舎の生まれで、家は農家だったから、学校に上がるまで本に縁がなかった。(農家だったから、というのは当てはまらない話か)
小学校にあがって、教科書が珍しく、おもしろかった覚えがある。
一年生の国語の最初のフレーズは「しろしろ、こいこい」だった記憶がある。
しろとは犬の名前だった。・・・・話がずれたか(笑)
そんな私が、中学校に入って、担任でもなかった国語担当の先生に薦められて読んだ本が「ジェーン・エア」。
この作品には、なんか、すごく感じいるものがあり、本が好きになった。
そして、いろいろな本を読むようになる。
今思うと、あの先生は、本のソムリエだったことになる。
「お前が読むならこの本だ」と薦めてくれたのだから。
それから、今までに、数えきれないほど読んだ時期もあったけど・・・。
最近は、読む気力も薄れてしまって(笑)
良い本に出会うと、とても幸せな気分になる。
最近、ちょっとこの感覚を忘れがちです。
そんなことを思っていたら、新聞に、本のソムリエの記事がありました。
18日付けの読売新聞です。
読者の質問に、識者が回答する形で、おもしろそうな本の紹介をしてます。
こういう新聞記事があったなんて、知りませんでした。
遅ればせながらですが、私も、読んでみようかなと思ったので、ここに書いておきます。
高校中退して、進学目指して勉強中の17歳のリクエストには
山田詠美「蝶々の纏足・風葬の教室」
ルソー「エミール」
回答 道尾秀介(作家)
成人した息子を持つ母、愚息見守る広い心を持ちたいという方のリクエスト
「オイディプス王」
「成尋阿闍梨母集」
深沢七郎「楢山節考」
回答 斎藤孝(明治大学教授)
自分ひとりだったら、絶対出会わない本に、出会える楽しみがあります。
皆さんも、お薦めの本があったら、ぜひ教えて下さい。
お待ちしてま~す。