1956年西独製作の映画。


あの有名な「サウンド・オブ・ミュージック」の基になった作品で、日本では、アニメーション「トラップ一家物語」(違ったタイトルかも)で知ってる方も多いかも。


修道院から、トラップ家の家庭教師に派遣されたマリアが主人公。

彼女とトラップ家の7人の子供たちとの合唱団の話はあまりにも有名ですね。


実話に忠実なのは、この「菩提樹」のほうらしいです。

なんでも「サウンド・オブ・ミュージック」は脚色しすぎのようで、当のご本人たちは、描かれ方に不満があったと。


実際の話、マリアは、自分たちのこの物語の原作権を、最初の段階で安く手放したようで、その後の映画や舞台やもろもろ、成功の恩恵はなかったらしい。


でも、大金は手にしなくても、マリアとその家族は、十分幸せだったと思うのです。


この「菩提樹」は、そういうふうに思わせてくれる作品になってました。


ドイツ語の音声で観たわけですが、言語としてのドイツ語がとてもきれいに聞こえ、そのうえ心現れる歌声も聞かせてもらい、非常に満足度の高い作品でした。


観賞語感がハッピーですクラッカー