義母と、向かいに住んでいる義兄家族との仲は悪い。義兄から、義母が家出したと連絡が入る間隔が短いなってきた。といっても、1、2泊したら帰ってくるのだから、もうこれは普通のお出かけということにすればいいのではないかと思う。


義母は、もともと旅行が好きだ。コロナ禍前は、盆、正月、ゴールデンウィークと年に4、5回は義父が存命の時は義父、義母、夫、私の4人で義父が亡くなってからは3人で旅行していた。


それがコロナ禍でぱったりできなくなった。それがストレスとなり、人間関係を悪化させている原因じゃないかとも思う。だから、義母も普通にお出かけすればいい。お出かけの前に、義兄に怒鳴り散らすから、家出と言われてしまうのだ。


義兄は義母との接し方をどうしたらいいかと悩み、心療内科の先生に相談している。義母が突然感情的になり、どなり散らすのは、脳の前頭葉が衰え、感情のセイブが効かなくなっているからかもしれないけれど、もともとの性格が悪いのは治りませんと言われたらしい。


性格が悪いのは治らない!

それが、専門家のいうことでしょうか。


何故そうなったかにスポットを当てるべきじゃないでしょうか。


義母は継母に育てられた。養女と実子との間ではやはり差別のようなものもあったらしい。多分そのあたりが、悪口を言われたとか、被害妄想を起こしやすくしてしまったのだと思う。


それにしても義母の、完璧な立ち居振る舞い、手抜きのない家事や料理はいったい、どこで身につけたのだろう。それだけ、人に失礼があってはいけないと、必死だったのではないだろうか。


義父は起業し、今は義兄が継いでいる。社長を辞して会長となってからも、会社で一つの部屋を持っていた。義父の死は突然で、亡くなってから会長室の机の引き出しから山ほどの"あられ"が出てきた。


あられは高血圧によくないからと義母にとめられていたのだ。義母は義父の食事管理も完璧だった。

だから、会長室からあられが出てきたときは、

「じいちゃん、ばあちゃんの前ではあられ食べさせてもらえなかったんだ💧」

と、子どもたちは、苦笑いして😅、父を偲んだ。


義父、義母、夫、私で旅行していたときも、義父は義母からよく怒られた。繰り返し同じことを言われると、義父もいい返し、喧嘩になるときも度々だった。


でも、たまたま義父と2人になったとき、なにかの会話の続きで、私は

「仕事で仲の良かった方とも、旅行とか行かれたらいいんじゃないですか」

と聞いたら

「だって母ちゃんと一緒のほうが楽しい😊」

と義父は答えた。


なんだ、楽しいんだ🥰とほっこりした。

完璧ということは、それだけ義母が義父を大切にしているということだ。


義母の愛情は義父にはしっかり届いていた。



心療内科の先生へ


性格が悪いのは治らないなんて、

専門家のいうことですか


確かに今は義母の完璧さは人を傷つけることが多いです。

でも義母にとってはそれは愛情表現です。

それが届かないから、歯がゆいのだと思います。


そんな母は

性格が悪いのですか?