心斎橋シネマートへ音譜


そういえばモントリオールでは映画を観に行かなかったし、映画館に出かけるのも半年ぶりくらいか?

病気の後遺症が眼にくると、映画館大画面が疲れるという記事も読んだけど、退院して2週間は過ぎたし、なんとか大丈夫ではなかろうかと…

評判も良く、観たいと思っていた韓国映画『モガディシュ〜脱出までの14日間』。
比較的、女性客が多い印象の心斎橋シネマートですが、この作品は男性客が多いようでした。



ストーリーは…(映画オフィシャルサイトより)


1990年、ソウル五輪で大成功を収め勢いづく韓国政府は国連への加盟を目指し、多数の投票権を持つアフリカ諸国へのロビー活動に励んでいた。ソマリアの首都モガディシュで韓国大使を務めるハン(キム・ユンソク)は、現地政府の上層部に何とか取り入ろうとしている。

一方、韓国より20年も早くアフリカ諸国との外交を始めていた北朝鮮のリム大使(ホ・ジュノ)も国連加盟のために奔走し、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレートしていく。

そんな中、ソマリアの現政権に不満を持つ反乱軍による内戦が激化。暴徒に大使館を追われた北朝鮮のリム大使は、絶対に相容れない韓国大使館に助けを求める決意をする。果たして、ハン大使は彼らを受け入れるのか、全員で生きて脱出することができるのか、そしてその方法は──?


近年になって公表された実話を基に製作された映画

実話びっくりびっくり

全篇モロッコで撮影されたとか。

内戦勃発時の街の状況や、反乱軍から逃げるカーチェイスシーンでの緊迫感が凄い迫力です。

銃を手にしたソマリアの子どもたちの描写が痛々しい。

また、休戦状態にある韓国&北朝鮮の南北両大使および職員、家族の複雑な心理的葛藤も短いカットできめ細かく描かれていて秀逸。

この映画で北朝鮮の参事官をク・ギョファンが演じていて、独特の雰囲気がなんともまたいいんですよ〜

(ウヨンウでの子供解放軍総司令官とは全く違うニヤリ)


これは映画館で観るべき傑作映画だと思うわ〜


しかしながら、映画は30年も前の話ではあるけれども、朝鮮半島の南北統一は未だならず、ソマリアは今も紛争が続いています…


今夜の一曲。

シャーデーがソマリア🇸🇴内戦勃発後、ソマリア人女性に思いを馳せて発表した名曲『Pearls』。

映画を観たあとで聴くと、尚更に…