僕は、
生まれてこの方、
ずっと同じ国、同じ地方、同じ県に住んでいる。
市だけは隣に移ったけど、
ほぼ同じ場所と言っても過言ではなかろう。
関東にも、
いろんな県があるので、
場所によって、ちょっとずつ言葉が違う。
住み続けている千葉県の中でさえ、
結構違ったりする。
そんな中、
多分、いわゆる「標準語」と言われる言葉を、
聞き使いして生きてきてるので、
方言がない人間になってしまっている。
東京の言葉も、
本来は標準語ではなかったはずで、
江戸っ子の喋るイメージとかは、
似ているけど違う言葉だし、
そうなると、
標準語しか持たない自分は、
そもそも所属が無い存在な気がする時もある。
の、せいなのか、
もとより染まりやすい性質なのか、
自分ではわからないのだけど、
結構観たものや読んだもの、
聴いている言葉の影響を受けて、
僕の使う言葉は、
まぜこぜになっているようだ。
岡山や広島の人の言葉を、
ここ数年聴くことが多いし、
関西のニュアンスだったり、
遡れば千葉県の漁師町の言葉。
あとは、
時代モノの小説とかで書かれている言葉もある。
そんないろんな言葉が、
もともと薄味な自分の中で混ざり合って、
どうも少々ヘンテコな言葉をつかってしまっているようだ。
今のところ、
それで不具合は起きていないから、
多分通じているんだろうとは思う。
けど、
もしかして、
それぞれの圏の人には、
ハンパに真似している、馬鹿にしてると思われていないだろうか。
そんなんではないです。
むいしきなんです。
まぁ、
何と思われても、
それで怒られたとしても、
自分がつかってることばは、
僕を通して出たものなので、
特に気をつけて変える気もないし、
変えられないんだけどね。