これまでに、
なんどもなんども見えてきて、
その度に、
なんどもなんども逃げてきた、
恐怖がまた近づいて来ている。

毎回思ったことだけれど、
今回は、
逃げきれないかもしれない。

なんどもなんども、
逃げて誤魔化し、
向いた方向を前だと言い張り。


色々な人や本の話の中で、
好きな言葉が沢山ある。
膝をつきそうな時、
それらを思い出すことがある。
きっとそのために、
物語は作られるんだ。

僕も、
そんなモノ語りをしたいと、
念じながら歌ってきたのだ。


「言葉は心を喰らう」と、
言っていた本がある。
だから、
今、口にも文字にも出すわけにはいかない。
望みは、
難しいのは、
1人で立った頃から知っている。
知っていて、足掻いたのだ。


なんどもなんども、
もうすこしもうすこしと。