何かが上手いとか、巧いとか、
何かが得意とか、
なんだかカッコいいとか美しいとか、
ものすごく特徴的だとか、
面白いとか、

そういう「何か」を持ってる人たちは、
自分でわかってるのかな。

ここがこの人やこの物のウリ、
って部分。
魅力。

それとも、
わかってはいないのかな。

凄いものとか、
綺麗なものとか、
みるのは勿論好きだ。
刺激的だし、
固まりがちな気分を揺すってもらえる。

その分、
自分の薄さも、
浮き彫りにされる気がする。
何も持ってないと。
抜きん出たところはないと。


だからこわい。
誰もが持ってるはずの、
その人にしかない武器を、
僕は持ってきてないような気がする。
色んな武器の、
廉価版ばっかり持っていて、
実際はどれもまともに使いこなせていない。
盾も鎧も廉価版。

磨くべき武器は、
どれだったんだろうか。