何故だか話題としてよく聞く、
「芸能人の誰々に似てる」

まぁ、大概の場合、
自称似てる人は、
「似てるか?」
と思ってしまうんだが。

そもそも、
似てることが嬉しいのかな。
何がどうして嬉しいのかな。

モノマネとかは別としてね。
コピーバンドとか。
これは技術だから。
似てるんじゃなくて、
似せてるんだし。
感心しますよ。

けど、
そうではない場合。
何かに似てるって言われるということは、
自分自身より先に他のものが在るのが前提でしょ。
オリジナルじゃないって言われてるんだよね。
悔しくないか?
姿にせよ、作品にせよ、
自分が誰かのニセモノだと言われてるのに、
悔しくないのかな。

雰囲気が近いってのは、
わかんないではないんだけどね。
顔が似てるとかはちょっと、
どーでも良いと思うんだよね。

幸い、なのか、
僕は「似てる」と言われたことは、
あまりない。
誰かに似たいと思ったこともない。
見習いたいとかは思うし、
影響受けたりとかはあるし、
参考にしたりもあるんだけど、
僕自身が誰かに似たいとは思わない。

逆に、
自分の外観に、
似てる人とも会いたいとは思わない。
なんか気持ち悪いじゃない。

ドッペルゲンガーってのがあって、
自分と同じ顔、同じ姿の人間が、
この世には3人いるとか言われてる。
そして、
もし、遭遇してしまうと、
死ぬとか、消滅するとか言われてる。
そうでなくても、
多分気分悪くなるよね。


誰かに似てる自分ではなくて、
自分だけの顔が持ちたいものだな、
と、思っている。