『10GALLON OCEAN』


ここ暫く、
バンドで歌う日は、
ほぼこの曲を入れてもらっています。


カウボーイとか、西部劇の荒野とか、
イメージにしています。

「霧」は障害、障壁として、
「海」は描いて来た夢や目標。
歩き続ける間に、
諦めかけたり忘れたりして、
たどり着けなくなる恐怖と、
またそこから立ち上がり這い上がり、
進もうとする。

「群れ」は、
今まで持っていた自信や、
一緒に歩いた仲間達、友人達。
見失った、は、
つまり、
自信も打ち砕かれて、
同じように進もうとした者達は、
辞めてしまったり離れてしまった。


それでも足掻いて進むか。
かつて手を取り合って進んだ仲間の目指した場所に。

もしかしたら、
その進む先に、
新しい仲間が見つかるかも知れない。


そんな雰囲気。

この曲は、
イントロのギターフレーズが、
突然浮かんで、
そこから作りました。
間奏のギターも込みで、
結構自分では気に入っているのです。
明るい様な、
物悲しい様な感じが。

実は最初、作った当時、
タイトルが違ったんだけど、
カウボーイのイメージから、
テンガロン。

海を目指して歩くテンガロンかぶった男が、
実は初めから持っているのは、
その帽子の中に詰まった10GALLONの夢。
かも知れないな。