随分前の映像だけど。

https://youtu.be/e3s_SZKJ1ko

『BURNIN' BUNNY』

満月には餅をつくウサギが浮かぶ。
何故月にウサギがいるのか。

の話。

詳しくはわからないけれど、
仏教の教えの中に出てくる話らしくて、
僕ははじめ、漫画の中で見たんだけど、
子供心にとても衝撃を受けた。

こんな話。

あるとき、旅人が行き倒れて死にかけている。
何も食べ物もなくて、このままでは餓死する。
熊と、狐と、ウサギがそれを見つけて、
なんとか助けてやろうと思う。

熊はその技術や力を使って、
魚を捕ってきて与える。
狐はその知識と身のこなしで、
果物を採ってきて与える。
けれど、
小さくて力もなくて弱いウサギは、
何も手に入れられない。

そこで彼は、焚き火を用意させ、
自ら炎に飛び込み、
自分自身の肉を与える。

この身をもって他者を救おうとする行いに、
いたく感動した神が、
黒焦げになったウサギの姿を月に映し、
後に見る者たちへの、
彼の心の強さや思いやりの教えとした。



と言う様な話。

歌詞を書くとき、
前半はもうほぼそのまま。
言葉選びや言葉遊びは自分なりにしたけど。

僕なりの考えは、
最後のサビに書きました。

なにも焼けてしまわなくても、
生まれ変わる事はできるかもしれない。
熱く恐ろしい炎も、
使い様じゃないかな。
燃やすのは、自身の心や魂。

時には、必要ならば、
脱兎の如く逃げても。
輝く場所や機会は、
必ずある筈。

犠牲になるよりも、
誇りをもって生きて、
月に照らされ胸を張りたい。
そう在りませんか?

と言う様なイメージです。