人は、
割と頻繁に、
「いいこと」言おうとする。

多分理由は色々なんだろうけれどね。

でもね、
僕はあんまり好きじゃないんだな。
「いいこと」を言おうとする行為。

名言とか格言とか、
そんなのって、
自然に出てきたものだ。
ネラってるのは、
大概面白くない。
嘘だからね。それ。

格好いい事言いたいとか、
好かれる事言いたいとか、
わかるんだ。
仕方ない、誰だってそうだ。
僕だって、
嫌われたい訳じゃないし、
何か誰かを力づけたり、
慰めたりできたら良いと思うこともある。

でも、
できないな。嘘では。
言ってる本人が嘘だと知ってるんだから。
表向きは、周りは、騙せたとしても、
自分が知ってる。

勿論、嘘でも救われる事もある。
自分も、他者も。
でも、なんか違うような気がする。


僕は、言葉を選ぶ事はする。
でも、
できたら嘘は言いたくない。
例えば目の前に悩んでる人や、
悲しんでる人がいても、
嘘で慰めようとかはしない。
礼儀に反する。
騙すってのは。

だから、
いいこと言ったりしない。
名言や格言は残せない。

白々しい「いいこと」よりも、
その時ホントに考えてることを出したい。
大事な相手、大事な時ほど、
嘘はつきたくない。