心　元気に　

ちょっと前のお話になりますが

参加させて頂いてるゴスペルクワイヤの代表の方に誘って頂いて、

教育・文化のつどい「心　元気に」と言うタイトルの

ソウルゴスペルシンガー　新井深絵さんのコンサートに

行って来ました。

在日2世の新井さん。

国籍、就職、交通事故の後遺症、

色んな悩みを抱える中、

「もう一度頑張ってみよう」と一歩踏み出せたのは

ゴスペルとの出会いだったそうです。

壁にぶち当たった時、国籍を隠そうと決め

家でも韓国語を話さなくなり、友達とも遊ばないようにしました。

そんな日が続いてたある日、韓国の歌手の人がテレビで民謡を歌ってました。

いつもならすぐ消していたのに、なぜかその時は　聞こう、と思い聞きました。

理由はよくわからないけど、歌を聞きながら涙が出ました。　そして

「私が自分のことを認めてあげてないのに、他の人に認めてもらうことなんて

出来ないな」と気づきました。

日本名、韓国名、名前も２つあって、どっちが本当の私なんやろ…　と

悩んだこともありました。

でも　どっちが本当の自分か、じゃなくて

どっちも自分でいいんやな、と思いました。

好きなところも　嫌なところも　色んな面があって

どれも全部自分なんや～、って思えるようになりました…

大阪ノリの面白いトークもいっぱい交えた

優しくて温かいお話と

迫力ある素晴らしい歌唱力に

胸が熱くなって、

そして肩に入ってる力が自然にフッと抜けて、

心が軽くなって行くようでした。

舞台と客席が一体となって、老若男女の隔てなく

「人」としてみんなが一緒に楽しみ、笑い、共感し。。。

新井さんのステージを拝見するのは今回で２度目でしたが

魂に響く、って　こういうことなんだ…と感じます。　

そして癒しと元気と勇気をいっぱい頂いた

ほんとうに素敵な時間でした。

教員をされてた時に、学生さんたちにエールを贈ろうと

作られた曲　「サララ　～生きよう～」などが収録された

ＣＤのラベル？帯？（なんて名称かよく分からないけど＾＾；）には

こう書かれています。

私もこの日の夜は、どうしても亡き母が教えてくれた

卵焼き（ガーリックパウダーが隠し味＾＾）が食べたくなって作ったり

日常の事がとても愛おしく感じたりしました。