地蔵くん物語@アメブロ
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突然ですが

に引っ越し致します。
長い間お世話になりました。
ヽ(ー・_=)ノシ~~~

湖に着くと

湖に着くと


湖(みずうみ)に着(つ)くと、
地蔵(じぞう)くんは釣糸(つりいと)を垂(た)らした。
その横(よこ)に、マリリン達(たち)も
お行儀(ぎょうぎ)良(よ)く並(なら)んで座(すわ)った。

すぐには、お魚(さかな)がかからない。
じっとしていられたのは1時間(じかん)。
マリリン達(たち)は、とっても退屈(たいくつ)になった。
延(の)びをしたり、ゴロゴロしたり。
初(はじ)めの頃(ころ)の行儀(ぎょうぎ)良(よ)さは、
何処(どこ)へやら。

周りに誰も見ていないと

周りに誰も見ていないと


周(まわ)りに誰(だれ)も見(み)ていないと
しばしば地蔵(じぞう)くんは、
こっそり釣(つ)りに出(で)かけている。
ところがこの日(ひ)はマリリンに見(み)つかった。
「あら、どちらへお出(で)かけ?」
不審(ふしん)な眼差(まなざ)しのマリリン。
「あら、どちらへお出(で)かけ?」
真似(まね)して
ミニサイズも不審(ふしん)な眼差(まなざ)し。
「ちょっと散歩(さんぽ)にね。」
平生(へいぜい)を装(よそお)う地蔵(じぞう)くん。
「ふーん。釣竿(つりざお)持(も)って?」
マリリンはなおも追求(ついきゅう)する。
「ふーん。釣竿(つりざお)持(も)って?」
ミニサイズも真似(まね)して追求(ついきゅう)する。
「そ。釣竿(つりざお)持(も)って。」
答(こた)えながら地蔵(じぞう)くんは出(で)かけた。
マリリン達(たち)も後(あと)を付(つ)いていく。
鼻歌(はなうた)交(ま)じりで
なんだかとってもご機嫌(きげん)な様子(ようす)。

そんなある日

そんなある日

そんなある日(ひ)、
マリリンが
来(こ)なくなった。
「マリリン来(こ)ないね。どうしたんだろう?」
呟(つぶや)く地蔵(じぞう)くん。
次(つぎ)の日(ひ)も
その
次(つぎ)の日(ひ)も来(こ)なかった。

だんだん
地蔵(じぞう)くんも、
不安(ふあん)になって来(き)た。
「本当(ほんとう)は、
動(うご)いちゃいけないのだけど、
心配(しんぱい)だから。」

座(ざ)を離(はな)れようとしたその時(とき)、
マリリンが、やって
来(き)た。

うしろにミニサイズのマリリン
三匹(さんびき)ひきつれて。
「おやおやマリリン、
子供(こども)が出来(でき)たのですか?」

思(おも)わず声(こえ)にする地蔵(じぞう)くん。

「そうよ」
すまして
言(い)うなり、
頭(あたま)の上(うえ)に乗(の)ってきた。
それを
真似(まね)して
ミニサイズも
乗(の)ってきた。

そして
親子(おやこ)揃(そろ)って、
尻尾(しっぽ)をブラブラ。

そこで地蔵くんは

そこで地蔵くんは


そこで地蔵(じぞう)くんは白猫(しろねこ)に声(こえ)をかけた。
「猫(ねこ)さん、尻尾(しっぽ)をふるのを
止(や)めてくれないか?」

白猫(しろねこ)は、びっくりして毛(け)を逆立(さかだ)てた。
「今(いま)のは誰(だれ)?」
辺(あた)りを見回(みまわ)した。
誰(だれ)もいない。
「気(き)のせいかしら?」
思(おも)うとまた、丸(まる)くなって尻尾(しっぽ)をブラブラ。

「私(わたし)ですよ。猫(ねこ)さん。
尻尾(しっぽ)を振(ふ)るのを止(や)めてくれないか?」

地蔵(じぞう)くんはまた声(こえ)をかけた。
「あら、お地蔵(じぞう)さんだったのね。失礼(しつれい)。
でもね、
猫(ねこ)さんじゃなくて、
私(わたし)にはマリリンて名前(なまえ)があるの。
今度(こんど)から、そう呼(よ)んでちょーだいね。」

そう言(い)ってまた尻尾(しっぽ)をブラブラ。
「はい、わかりましたマリリン。」
地蔵(じぞう)くんは諦(あきら)めた。

そうして、
晴(は)れた日(ひ)は何時(いつ)も頭(あたま)に
マリリンは、やって
来(き)た。
来(く)る度(たび)に尻尾(しっぽ)をブラブラ。

頭の上は

頭の上は


頭(あたま)の上(うえ)は暖(あたた)かいのか白猫(しろねこ)が一匹(いっぴき)。
丸(まる)くなって昼寝(ひるね)をしている。
ブラブラ揺(ゆ)らす尻尾(しっぽ)。
地蔵(じぞう)くんの鼻(はな)をくすぐっていた。
地蔵(じぞう)くんは、動(うご)くと駄目(だめ)なので、
じっとしているけど、
くしゃみが出(で)そうになってしまった。

地蔵が二体

地蔵が二体


いつ頃(ごろ)から立(た)っていたのかな。
子供(こども)の頃(ころ)からあった、
近所(きんじょ)の小(ちい)さな祠(ほこら)。
地蔵(じぞう)が二体(にたい)。

替(か)えた跡(あと)はあるのだけれど、 何時(いつ)も枯(か)れている花(はな)。
前掛(まえか)けは、赤(あか)い色(いろ)だったよね。
白(しろ)く変(か)わってしまった。

道(みち)だって
アスファルトなんかじゃなかった
昔(むかし)から、
歩(ある)いてゆくみんなを
何時(いつ)までも眺(なが)めていた。

今(いま)はアスファルトの道路(どうろ)になって、
広(ひろ)くもなったが、
通(とお)り行(ゆ)くのは車(くるま)ばかり。

誰(だれ)も気付(きづ)いてくれなくなった、
地蔵(じぞう)が二体(にたい)。