第３の現実を創造する

（再　掲）

　「聖神の内における創造」は、第３の現実を構築しようとする試みを指す。

　　内在的なものは「この世に順応する現実」のことであり、
　　超越的なものは「この世では不完全で、彼岸的なもの」である。

　「第３の現実」とは、内在的なものでも超越的なものでもなく、「聖神の内に創造される現実」を指す。それは、聖神の内におけるキリスト・イエスとの結婚によって、新しい実在、別の実存が生まれることを言う。

　それは、これまでの歴史において中断していた、創造主の天地創造が、神人と結合した人間とともに協働で続行されるのである。

　創造主が天地を創造した。それは、永遠性と霊性とが具体化していくことを意味するが、その「質」に基づく新たな世界創造は、人間にはできない。それは神人（「神の子」の内に生まれた秘儀参入者）と創造主との協働作業によってだけ可能なのである。

　大衆化は、常に変わることなき創造性の中断であるーーと、哲学者ベルジャーエフは言う。
　ーーーとすると、創造の大衆化はあり得ないだろう。創造という次元の現実化は、聖神の内においてのみ可能である。

　創造は、旧・新約聖書の内にも現れてはこない。仏典の内にもコーランの内にも現れてはこない。異教をもキリスト教をも超えること、ーーそれが創造の時代、「第３の現実を創造する」時代の到来である。旧約も新約も、共に超えられなければならないのである。

　旧来のタロットのシンボリズムという考えは、人間による創造の永遠の悲劇を指し示す。われわれはタロットのシンボリズムではなく、タロットの内に働く永遠の聖神の活動を見出したのである。

2024 /８/ 24（土）高円寺での「阿呆連」の阿波踊り；

高円寺には、徳島から「阿呆連」も駆けつけてくださったようです。上の映像は８／ 24（土）の高円寺初日のもの。

「阿呆連」さんの奴凧（やっこだこ）の踊りは大変楽しいです。

「第３の現実」創造への挑戦（再掲）