サンメッセ日南を後にして、次は青島神社の近くにあるホテルへ。
実は以前、早朝に青島を訪れたことがあって、そのとき見た景色がめちゃくちゃ良かったのだ。
「鬼の洗濯板」と呼ばれる波状岩の向こうから朝日が昇ってくる様子がとても神秘的で、まるで地球の鼓動を肌で感じるような感動があった。もう一度あの景色を味わいたくて、朝から散歩できるエリアに泊まることにしたんやけど――
青島神社は、宮崎県・日南海岸に浮かぶ小さな島「青島」に鎮座する神社で、徒歩で橋を渡って参拝することができる。
島の周囲には「鬼の洗濯板」と呼ばれる特徴的な波状の岩が広がっており、干潮時にはその神秘的な地形がよりはっきりと現れる。
これは、砂や泥ではなく硬い岩の地層が長い年月をかけて波に削られてできたもの。
自然の力がつくり出した、まさに“地球の記憶”である。
また、日本神話に登場する山幸彦(彦火火出見命/ひこほほでみのみこと)と、その妻・豊玉姫命を祀る神社として知られている。
山幸彦が兄の釣り針を失くし、海の底に探しに行った際、海神の娘・豊玉姫と出会い、やがて結ばれて子どもを授かるという物語が伝わっており、この神話にちなみ、縁結び・安産・航海安全のご利益があるとされている。
そんなことを考えながらも、空は鈍色を増し、今にも雨が降り出しそうな気配。「明日、早朝に散歩できるやろか…」と不安を抱えながらホテルに到着。
駐車場はすでに満車で、道路をはさんだ少し先の駐車場に案内された。
チェックインを終えて部屋に入ると、雨が本格的に降り出した。
せめて夜のうちに降って、明日は晴れてくれやんかなぁ…
夜はマッサージを呼んで、旅の疲れを癒やす。これがまた最高!
地元の人とのおしゃべりも旅の醍醐味。
8月にあった日向灘震源の地震の話になり
「あー、たまに大きいの来るんですよ。10年くらい前にもありましたね。でも、こっちは南海トラフとは関係ないって、みんな思ってますよ」
との言葉に、思わず「えっ、ほんまに?」と驚いた。
地元の感覚と、報道されている内容とのギャップに少し戸惑った。若いマッサージ師さんだったので、もしかしたらその世代の見解なのかもしれない。
翌朝。カーテンを開けると、期待も虚しく、外は本降りの雨。
オーシャンビューの部屋の窓越しに見えるのは、雨の中を走って海へ入っていくサーファーたち。
楽しそうな彼らの姿は、まるで禊のように見えた。
なんとなく羨ましく感じた。
滝行したいな…禊がれたい…。
雨雲レーダーを見ると、この辺りと鹿児島だけが強く降っていて、北へ向かえば天気は回復しそう。
泣く泣く青島神社への再訪はあきらめ、途中の神社をいくつか巡りながら、高千穂を目指すことにした。
チェックアウトの頃には、雨はまるで滝のように激しく降っていた。
車を取りに行くだけで、傘をさしてるにもかかわらず全身ずぶ濡れ。
ホテルのトイレで着替えて、寒さに震えながら車を走らせた。豪雨の中の運転はほんまに怖かった。
これって禊?
サーファーを羨ましがったから?
こんなにずぶ濡れにならなあかんほど、私、穢れとったんかなぁ…🤣
