ソニーコンピューターサイエンス研究所見学!―開放系と組織の自由度 | 日吉ではたらく大学院生社長のアメブロ

ソニーコンピューターサイエンス研究所見学!―開放系と組織の自由度

最近も書きたいことがたくさんあるのに書き逃してしまっているなぁ。。





今日は五月女くん のお誘いで


ソニーコンピューターサイエンス研究所へ

見学と研究者の方とお話できる機会があるっていうことで行ってきました。

http://www.sonycsl.co.jp/


有名どころだと

茂木健一郎さんとか

以前はAIBOの発明者とか

初めて経済物理学を提唱した人とかいます。


写真は取りにくかったのでないのが残念ですが超楽しかったです。





コンピューターっていうとパソコンとかを想像しちゃうけど、



もっと広義なネットワーク体系みたいな考えで広義的にとらえてて、

まさに今複雑系とか開放系って言われる分野っていうか思考切り口の研究がメインでした。


生命やエネルギー

脳科学や農学

コンピューター


うまく言えないのだけど、

こういういくつかの要素が複雑に絡んでできている課題を捉えて研究して

社会課題の解決にあたっている。


異分野同士でディスカッションして、

みんなユニークな研究成果を世に出そうとしています。

一言で言うのは難しいけど、オンリーワンな研究室です。



ちなみに2階建てだったんだけど、

下の階にはデザイナーもいたのが意外だったな。

やっぱりすぐれた研究成果を表現に落とす時は彼らの存在は貴重なんだろう。



社長も会長もマジかっこいいです。



研究の考え方(順不同)

・世のため、人のためか

・500年後歴史に残っているか

・常識に捕らわれていないか

・あなたでなければできないことか

・モノマネではないか

・一度きりの人生思いっきりやっているか

・面白いか

結構行動指針のバリューがきっちりしているのも印象的でした。



*ソニーCSLのではないけど上記の「面白い」研究の例として紹介してくれたやつの1つ

http://www.solarimpulse.com/





論文何本書いたとか、

誰が偉くて権威だから気にしろとか、

研究室はいかにも研究室って感じの

そういう今の形式的で官僚的な部分のある

学会や大学等の学びの場の本当に対極にある雰囲気だった。


日本にこういう場所もっとあると楽しいよね。



でも、

自由っていうのは責任が伴う。

ぼくの母校中央大学附属高等学校の教えですが、

まさにこういうことなんだろうと思います。



逆に

優秀な人の才能を活かせば活かそうとするほど

組織の自由度は高くなっていくのかもしれん。




普通に

・お金年棒で「今後の期待値」で金額を話し合って決める。

・1年契約更新型

・基本フルフレックスで月に1回レポートとミーティング

・部屋は1人1室


こんな環境ないよね。



やっぱりこれを保ち続けるっていうのは

相当な才能があるアウトプットがやっぱり一定周期で出る必要があるから

異彩を放つ人々がたくさんいないといけない。


しかも約30人の少数精鋭。



思いっきり自分の研究をするには、

研究はどうなるかわからないからこそ管理しないで、成果がある程度でなくても

見守ったりも必要だっていうのもあるから理にかなってるなと思う。






僕が退職して学生ベンチャーでなくなったあととか

JIZMOもゆくゆく優秀な人が使う箱みたいな組織になってほしいな。


こことカヤック を足して2で割ったような。




○研究内容一覧

http://www.sonycsl.co.jp/research_gallery/


○会長の本もぜひ!!

天才・異才が飛び出すソニーの不思議な研究所

知恵熱が出そうです。

おれも研究頑張ろう。

○教訓

複雑系すごい。

優秀な人にクリエイティブな仕事させる組織ほど自由。