GIGAZINEの人材募集の衝撃 | 日吉ではたらく大学院生社長のアメブロ

GIGAZINEの人材募集の衝撃

昨日とかおととい話題になったと思うけど、



GIGAZINEが

こんな記事を書いてました。


ちょっと時間がある人は読んでほしい↓

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100802_gigazine_job/


僕の中では衝撃だった。





この社内にいた人が言っていることは大きく間違ってはいない。


労働の対価として金銭を得る。

もらえないなら働かない。


むしろ、労働者の権利として認められている権利の

範囲内の発言であることは事実である。


そして彼らはその範囲ではある意味働いていると言える。



でも、こういう人ばかりが集まると

質が落ちるばかりではなく、

組織としては崩壊して

編集長は完全に追い詰められている。



スキル「しか」ない人

組織に対してロイヤリティが持てない人

(この編集長の書き方はマズいと思うけど。。)

を入れてしまった結果だと思う。




実際、僕が起業しようとした時も

人集めはスキルベースではなくて、

完全に優先順位としてマインドベースだった。


実績とか腕だけで

上から順に知っている人から選んだのではなく、

(当然かなり重視していたのは事実だけど)


会社の理念や意味とか

個人としてやりがいとか目的意識とか

そういうのを共有したり、

自発的に考えられる人間を選んでたと思う。





世界はグローバル化して

日本はそれまでの終身雇用、年功序列、

人材の流動化がよりおこりやすくなって

さらにキャリアビジョンもちょっとづつ変わっていって


組織ではなく

「個」の時代が来る!

って言われるようになって久しいし、


多分事実だと思うんだけど、

組織として社会に奉仕してゆくことは

おそらくこれからも多いわけで、


だからこそ、自分の組織で働きがいや

やりがいを見出して貢献できる人が

求められていくんだろう。



そしてこの記事は、マクレガーの言う

X理論的な人間(低次元な欲求を満たすためだけに働く人間)だけでは

組織はうまく機能しないということをある意味経験的に示していると思う。



だから自分の所属に対してロイヤリティを持てることは

当たり前すぎて言われていないけど、

実は組織で働く分には立派な能力なのかもしれない。





そして、働く側だけじゃなくて雇う側も

自分達の理念や意味をメンバーと共有して

働くことを意識づけるということは

努力義務で重要だから

頑張んないといけないなと思う。