北斗くんと価格情報ソースの違い | 日吉ではたらく大学院生社長のアメブロ

北斗くんと価格情報ソースの違い

今日は暑かったですね。




カテキョ先の飼い犬である

北斗くんも

夏バテでダウン中です。



日吉ではたらく大学院生社長のアメブロ
ぐったりする柴犬とダックスのハーフの

北斗くん





今アメリカマーケティング協会の

Journal of Marketing Reseachに出てる

心理的価格決定論の論文を読んでいます。



日吉ではたらく大学院生社長のアメブロ
Says Who!?

ちょいちょい辞書に頼る。




端的に言うと、

いきなりメールで値上がりのお知らせが来るのと、


店で見つけて値段が上がっているのと、


どっちが不公平さを感じるか


とか、


価格変化を知覚した際の

情報提供のソースが何かによって、

その不公平感とかが

どのくらい変わるかの実験的な研究です。



そういう内容になっています。

3年前のやつだけど、なかなか面白い。



普通は値上がりしたら単純にどう感じるとか、

どのくらいの価格変化ならいいかとか、

製品カテゴリーやラインナップの中で価格決定を考える、

ということをするんだけど、




これはその価格の情報提供の媒体が何かによって


どういう影響をクライアントが受けるのかっていう



面白い視点で書いてある。



実験をしまくるんですけど、

結果的に人間は感情が重要になっていて、


価格変化の伝達は、

情報ソースより、人間の方がいい。



そうです。

(値上げは逆です!!)

だから、

口コミで同じ人が同じ情報を流すのでも、


メールしてて

「値下げしたらしいよ!」というのと、


実際に話していて

「値下げしたらしいよ!」というのとでは、



明らかに後者のがいいそうです。



結構マーケティングとかすると、

同じような役割で仮定しているけど、

やっぱり違うんだということか。



さらにムーンという人が2000年に書いた論文だと、

コンピュータの情報に「人間らしさ」と入れると、

人間の知覚が変わるんだと。



だからこれを加えてってさらに考察すれば、


企業が出すキャンペーンなんかやチラシよりも

ソーシャルメディアとか人間が直で出すバズ

の方が

同じ情報だったら、有益ということになる

可能性があるということではないか。



これって今日のバズとか

ソーシャルメディアマーケティングが

有用でトレンドになっているということの裏付けにもなるような。



今まで会社の生の経営もそうだけど、

日経ビジネスとか東洋経済とか

ハーバードレビューとか

あとは書籍でしか勉強してこなかったけど、



こういう学術論文とかも

ビジネスマンの方は一回読んでみると面白いと思います。



たかが理論。

されど理論。