立ち話はしていたものの、きちんと面談は今の室長さんに代わってから初めて。

 

名刺をいただくところから始まるとは。

 

それにしても、事前に「提案がある」と言われて

さて、転塾か、個別のもっとすごい家庭教師を進められたりするんだろうか?

 

などと二月の勝者さながらに、勉強のできない子を持つ私は結構恐々としていったわけです……

 

今、ネガティブが強いですね……

 

頭の中がぐるぐるしながら行ったところ

「学年をさかのぼってもよろしいでしょうか?」

という提案でございました。

 

ああ、そうか!

 

というわけで、入塾当時の状況を説明したのですが、

そもそもがうちは授業を二年生の時からまともに受けていなくて

3年生になってこれはまずいと塾を探したという経緯があります。

 

当初は塾ですら怖がっていて、とりあえず受け入れてもらえて

実際に行けたのが今の塾です。

 

で、完全に初期のころは該当する学年の内容なんてわからず……

1年生の足し算引き算だったらやる! と言ってさかのぼってもいいですよ~

 

という前室長さんとのやり取りがあったのでした。

 

すでにここあたり、今年の2月3月には学年相当で進んでいたので

新しい室長さんは学年の進度に合わせるという前提でいらっしゃったようです。

 

 

いえいえいえ、さかのぼっていただいて大丈夫です。

むしろこちらからお願いするべきでした。

 

という感じで話を進めていったのですが、

 

今回眼科に行って遠視で手前が見えていなかったこと。

手足の不器用さで、文字を書くことが苦手なこと

あとは読みも意外とやっぱりわかってないこと

 

などなどをお話しし、果たして繰り返し学習で定着するのか?

という一つ究極の謎を提示してみました。

 

そもそも繰り返し学習ができる以前の問題だったわけで

今も本人の体的に視力の問題と手先を自分の思った通りに動かせないという特性がある。

 

ディスレクシアの傾向はあるけれど診断はついていない。

でも読めるけれど書くときに文字を思い出せないことがある。

 

九九も、数字も慣れてしまえば何も考えずにそらんじることができるのが普通として

うちの子は一個一個思い出さないと計算もできない……

 

ここあたり、今検査を始めたばかりなので、手段やトレーニングはこれからなこと。

 

それでも今まで何とか家でフォローしていた方法などをお伝えしました。

立体文字などを触りながら文字を覚えたり(書いて覚えることができなかった)

 

脳の接続が悪いというか、思い出すだけで疲労してしまう話

 

九九を例えそらんじられるようになったとして、

ではテストや受験の時に使いこなせるかどうかはわからないこと……

 

タブレットでひっさんノートのヒント機能を使うとやりやすいのは、

一つ一つの手順をそれこそプログラミング的に自分の中に落とし込むのが非常に難しいこと。

 

ここあたりはこだわりでもあるかもしれません。

納得しないとやれない。できない。つまづいてしまう。

 

いいからやりなさいと言われても、わからないのにできないわけです。

 

ここあたり学校では「勉強は勉強」

「わからないなら勉強しなくていいです」

「教室でていきなさい、学校に来るな」

 

あたりまで言われまくってきたようで、ちょうどそれを吐き出したのは先週……

 

という話なども共有してきました。

 

「わからない」が口にできない。

だから代わりに「めんどくさい」「疲れた」など言って逃げる話。

 

メモをがっつり取りつつ、たまに頭を抱えつつ

 

話が遠視になった際は室長さんご自身遠視だったそうで2・5まで見えていたとか

だから手元が見えないというのがよくわかるそうです。

 

左右差もあるので、今薬を使ってピンと調整を緩ませつつ、

眼鏡が必要かどうかの判断は次回ということなどもお伝えし

 

終わったころには1時間たっていたのでした。

 

 

正直、学校の担任とここまで話したことはありません。

 

むしろ室長さんよくここまでくらいついてくださったなと。

 

どうしたらうちの子がわかるようになるか。

 

ひたすらそのことを考えて、どうやったらわかるようにできるかなどを

こちらの出せる情報は出しまくって懸念している点やできそうなところ

などなどをお伝えしたのでした。

 

 

この方、特段特性に詳しいというわけではないのですが、

これまで教えてきた中で、どうしても英単語が一時間に5個しか覚えられないお子さんとか実際に接したことのある生徒さん情報から、

「なるほど!」など多分点と点がつながっていく様子が目の前て展開していったのでした。

 

逆にこちらも実は病院で「緊張を緩める」と言われて何の緊張を緩めるの?

とふわっとしか理解できなかった視力の話など

「ああ、そういうことだったのですね!」

と互いの持つ情報を照らし合わせて、そこか! 

と探っていく時間はなかなかに笑いあり涙ありという感じでした。

 

ないものねだりと分かっていますが、学校の先生とこういう話をしたかった(涙)

 

 

まぁ逆に塾という存在のありがたみをひしひしと感じて帰路に就いたのでした。

 

これを合理的配慮といえばそうなのでしょう。

でも、やっぱり子供がどうやったらできるようになるかという一点で

ここまでいろいろ一緒に考えて提案してくださるのって、今までもきっとあったんだと思うのです。

 

例え制度がなくても、今までそうやっていろいろ手を変え品を変え、

できることを精いっぱいやってくださった教育者の方はきっといたはずだよなと。

 

そんなことをちょっと思いつつ、今の学校とのやり取りのネックはこれが一切なくて、今も来なくなったら関係ないとばかりに放置されてしまうこと。

 

別にできないならできないと言ってくれれば別の道を探すのに

それすら言ってもらえず、ただ勝手にうちが来なくなったとばかりの対応なのが本当に悔しくしんどいです。

 

今後ともよろしくお願いいたしますと、塾とは笑顔で別れることができたぶん

学校との対比がますます大きくなっていくのが、なんとも言えない面談だったのでした。

 

いえ、塾は全く悪くなくて、本当にありがとうございます。

と感謝しかないです。

 

というか、もう本当に塾一本で行くのがいいのかもな~

 

と考えて、英語の話やテストの話などをして帰ってきたのでした。