我が家は3年生の6月ごろから塾通い始めました。

 

理由は、もちろん中学受験!……ではなく、

普通に勉強を学校でやらない(やれない)ためです。

 

さらにほぼほぼ子供の勉強は家に丸投げされてまして、

先生は毎回「〇〇ができません」というだけで終わりです。

 

1年生のころから親子で泣きながらやってましたが、

2年生になって「読みも書きもできてません」と言われるだけで終了。

 

支援級なので、言葉の教室の利用もできず。

 

病院に相談しても

「書けてるし読めている範疇に入ります。支援するのは学校の仕事」

と言語療法も断られました。

 

ほとほと困り果てた結果、

塾探してみよう……と思い立った次第です。

 

とはいえ、読みも書きもできない状態で塾にお願いできるかというと

さすがにそれは難しかろうと。

 

なので家でとりあえず触るグリフという触読の教材を見つけて

やってみたのが2年生の一学期です。

 

それまでもう教科書開くのもだめになっていたのですが、

何とかかんとかやり始めて半年ほどで漫画を読めるくらいになってきました。

 

とはいえ、音と文字が一致しないのはなかなか改善せず、

ワンピースなど読んでいても

 

サンジが「ザジ」

ウソップが「ウプ」

 

こんな状態なので、とりあえずアニメを見せたところ、

アニメで音で聞いて→漫画で文字を読むという楽しみ方が確立しました。

 

これは鬼滅の刃も同じ状態で、アニメから漫画

今はダンジョン飯、葬送のフリーレンなどまで手を広げているところです。

 

 

ここまでやって、あとは塾をどう探すか。

 

とりあえず個別にやってくれるところしか探しませんでした。

 

そのころから不登校気味であり、集団での授業が受けられなかったので

個別以外はまず無理だろうと。

 

ひとまず発達支援ができる塾が隣の市にあったので、体験を申し込みました。

 

そして市内の個別塾も、とりあえず支援級で授業参加が難しい状態だが、

対応可能かどうか問い合わせ「対応したことあります」というところから

連絡をもらってそこだけ体験や見学に行きました。

 

もう正直問い合わせの段階で「対応可能な場合のみご連絡ください」

という問い合わせ方法です。

 

 

やってみると意外と支援級でも受け入れ可能な塾はありました。

ただ行ってみると人が多い……

 

机も当時はコロナでとりあえず個別に区切られていたものの

個別というよりは2対1などは結構入り乱れていて、人は多かったり。

 

その場所は残念ながら子どものテンションが上がりすぎ、

慣れる時間がかかりそう(繰り返しますがその頃かなり不安定)

ということで、候補から外すしかありませんでした。

 

 

発達専門塾も行ってみたのですが、やはり人込みの電車に乗って小一時間。

 

帰りに眠すぎて寝てしまい、これも通い続けるのは無理だ……

という感じで、しばらく風邪をひいたりインフルになったりと

バタバタしていたのもあり見学や体験は中断していました。

 

そんな中で、風邪でキャンセルした塾の一つから、

3年生の新学期明け電話がかかってきたんですね。

 

その後どうですかと。

 

なので、不登校や授業への不参加により、まったく勉強をしていないこと。

読み書きについては、今ようやく読みができつつあるけれど

書きへの抵抗感がすごいことなどを説明して、

それでも受け入れ可能かを再度確認しました。

 

その上で「大丈夫ですよ! 他に生徒がいない時間があるのでそこでどうでしょう」

 

と逆提案いただき体験へ行くこととなりました。

 

そう、お察しの通り、人気塾ではありません。

むしろ大丈夫? というくらい我が家が使っている一番最初の時間帯はガラガラです。

 

でも次の時間になるとかなりみっちり入っていて、

小学校から高校生まで通っている塾です。

 

個別塾とうたってますが、こちらも2対1が基本です。

 

ただ時間帯が誰もいない唯一の曜日を抑えられ、今も誰も入ってこない。

体験が来ても部屋が広いので、離れた場所にしてくれたりしている。

 

などなど、完全にご厚意におんぶにだっこで通っています。

 

おかげで、「僕は算数は得意」とどうどうというくらい、楽しく通ってます。

 

そう、勉強楽しい! と塾のおかげでようやく、よーやく!!!

口にするようになってきたのです。

 

基本我が家のモットーは嫌いにさせないところで引くこと。

完全に勉強嫌いにしてしまう前に、手を変え品を変え対策しまくってます。

 

うまくいかないことが多いので、本当にあれこれ試しまくってます。

 

同じように学校嫌いにはさせないように注意してますが、

今回ばかりは担任嫌いにさせてしまったなと……

もう、打つ手がなかったです。どうしようもありませんでした。

 

でも担任の先生嫌いでも校長先生は好きとか

学校は嫌いでも塾は楽しいとか

 

そういう代替えを何とか絞り出してやってるところです。

 

 

そんな塾に聞いてみました。

中学受験、どうでしょう?

 

当時の室長さんは言いました。

「同じ学年に中学受験する子がいないと厳しいですね」

 

はい、中学受験が全く主流でない地域の学校です。

去年の中学1年生は転校した1人以外そのまま全員公立中に進学。

 

数年に一度、いるかいないか、だそうです。

 

そんな中で中学受験できるか?

 

まぁできないと言っていたらどうにもならないので、

それは置いておいて、どうやったらできるか考え中です。

 

ちなみに、最初に受け入れてくださった塾の室長さんが交代してしまい、

若干塾辞めようかなモードになりかけました。

 

そしたらまた塾探しか……と思っていたのですが、

新しい方にも事情を説明したところ、

 

なんとうちの子がいるので、同じ時間に入った場合どうするか

すでに担当の先生と相談済みだったそうです。

 

なるべく机を離して、交互に見るなど対応はできそうだと。

最近、問題は自力で解くこともできるようになってきているので

(本当に素晴らしい)

 

机に座るのすら学校では無理なのに、塾では可能……

塾の先生はポケモンの話もスプラトゥーンの話もしてくれるから好き

 

単純ですが、それでもいいです。

 

 

いつか集団塾に通えるようになったらいいなと夢を見ていますが、

それは学校は無理でも塾の小集団で授業を受ける体験はしてほしい

という意味になります。

 

そんなの当たり前でしょ、な人たちからすれば、本当にスタートが違います。

 

 

こんな状態から、中学受験なんてまぁなんて無謀なのか。

わかってます。わかってますが、少人数の学校などあるなら見てみたい。

 

都市伝説のように耳にする「面倒見のいい私立」もあるよというのなら見てみたい……

 

もう本当に、本当に、小学校が

毎年支援級初めてですって先生とばかり組んでいて

校長先生も1年か2年で交代し、合理的配慮って何ですか? 

個別支援計画の書き方勉強中ですとか言われちゃう環境がしんどすぎて、

発達障害受け入れてますとうたってる私立中なんてもう憧れです。

 

もちろん知ってます。

発達障害の中でも、受験するのは知識特化型の子だろうなということくらい。

 

我が家はそれでも何とか個別でやって

「学年にギリギリ追いつけません」というレベル。

 

それでも、一年生からほぼ家学習で学校ではいるだけみたいな状況からしたら

学年相当にかろうじてなんとか追いつけそうという状況は、

「追いつけない」より希望があるのです。

 

つまり子供にあった勉強方法が見つかれば、何とか理解できるレベルになれる。

これです。

 

わが子にあった勉強方法を身につけてほしい。

乗せればやるなら乗せてほしい……

 

塾はそんなわけで、週1回でも唯一机に座って勉強する時間確保になってます。

 

そして宿題も文句を言いながらも、スタートまでが偉い抵抗しても

やり始めると漢字もだいぶ形が崩れることなく書けるようになってきています。

 

それでも動画で書き順を確認したら書けるというレベル。

これをテストでも回答できるレベルになれるのか?

 

まだ全くわかりません。

なぜならば、学校でテストを受けたことがないから……

 

そんな底辺以下の、最低限の学習の保証すらない学校で、

本当に戦いながらやり取りするのが疲れ果てた私は

理解してくれる学校がもしあったら……

 

はかない夢を見たいなーと思ってます。

 

あとは大学までなんとか行けるレベルになれれば、

大学のサポートが今はかなり充実してきています。

 

そうであれば、順番に高校→中学→小学校と落ちてくる日も来るかなと。

 

なので学校とはいやでも付き合い続けて、

支援実績は作っておかなければなりません。

 

今年はテストを塾でも受けるので、

学校でもどうやったら受けられるかを

チャレンジしていくのが目標かもしれません。

 

なんならテストだけ受けに行ってもいいし、

不登校支援教室で受けることも可能だそうです。

 

それにしても、塾に通ってますといったとたん

学校の担任は勉強は塾がやってくれると解釈し、

テストも塾でやられているんですよね? 

と言われたときの気もちは200文字では書けないですね……