満員電車に乗る機会があった。
何年ぶりだろう。
途中で降りたくなったのだが、どんどんと乗ってくるので降りられなかった。
命を削られた。
お陰で遅刻はしないで済んだが。
何だか日本人、あれを受け入れてるみたいだけど、どうにかした方がいいと思う。
普通じゃないよ。
何で朝から我慢大会しなきゃならないんだか。
1日の始まりなのに。
帰りは帰りで、、、
僕は電車ではあまり座らない。
特に立っている人がそれなりにいる電車では。
僕より座った方がいい人がきっといると思うから。
で、立って本読んでたら、僕の前に座っていた人が席を立った。
僕は座らないので、それを何となく察した僕の左隣隣の女性が座ろうとした。
すると僕の右側の死角から反復横跳びのような感じでおじさんがサッと席の前に入ってきた。
それはまるで子供を守ろうとするお父さんのような素早さで、空いた席に滑り込んだ。
動きの素早さは忍者のようだった。
まあ、生の忍者は見たことないのだが。
別に僕は座るつもりはなかったからいいんだけどね。
僕はそのおじさんの必死さにちょっと笑ってしまったよ。